「贖罪」の慣用句や四字熟語

ここからは、「贖罪」を使った慣用句や四字熟語についてみていきましょう。
- 贖罪の日(しょくざいのひ)
- 贖罪の羊(しょくざいのひつじ)
- 贖罪寄付(しょくざいきふ)
「贖罪の日」と「贖罪の羊」は、宗教に関連する慣用句です。また、「贖罪寄付」は刑事事件の被疑者や被告人が行う寄付を意味します。
■「贖罪の日(しょくざいのひ)」
「贖罪の日」は、ユダヤ教で定められた祈りの日です。「ヨム・キプール」と呼ばれ、かつてはユダヤ暦の正月10日に、大祭司が贖罪の儀式を執り行っていました。
現在は、自らの行いを悔い改め、神に赦しを求める祈りの日として定められています。
「贖罪の日」の期間中、人々は一切の労働をしません。また、25時間かけて断食します。
そのほか、公共交通機関を含むすべてが運休になるなど、ユダヤ教における重要な祝日として知られています。
■「贖罪の羊(しょくざいのひつじ)」
「贖罪の羊」は、キリスト教に関係する慣用句です。旧約聖書では、犠牲として神に捧げられる羊を意味します。新約聖書では、贖罪を負ったイエス・キリストを指す言葉です。
古代ユダヤでは、旧約聖書の定めに従い、人々の罪を山羊に身代わりとして負わせていました。
そこから転じ、現代では責任転嫁のための身代わりや、不満をそらすための身代わりなどが「スケープゴート(贖罪のヤギ・犠牲)」と呼ばれています。
■「贖罪寄付(しょくざいきふ)」
「贖罪寄付」は、刑事事件に関する言葉です。主に、被害者のいない刑事事件や被害者への弁償ができない刑事事件に対し、被疑者や被告人が反省の意を表すため、公的な団体などに行う寄付を意味します。
「贖罪寄付」は、弁護士会などの仲介により行われるのが一般的です。情状酌量の資料として評価され、寄付金は犯罪被害者支援や民事法律扶助などに活用されます。
「贖罪」は罪の償いを意味する言葉

「贖罪」とは、善い行いで自らの罪を償うことです。また、キリスト教ではイエス・キリストが自ら犠牲となり、人々の罪を償った行為を意味します。
類語の「罪滅ぼし」は、「贖罪」の口語的な表現です。キリスト教に関する意味は含まれないものの、「贖罪」のように日常会話で活用できます。
また、「贖罪」には「贖罪の日」や「贖罪寄付」のような関連語があります。いずれも宗教や刑事事件に関する専門用語ですが、知識の1つとして正しい意味を理解しておきましょう。







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