雇用形態別の退職届の書き方
パートやアルバイトの退職において、退職届は必ずしも必要ではない。ただし、会社によっては退職届の提出を求められる場合もあるため、書き方を覚えておくと安心だ。
退職届の基本的な構成は雇用形態に関わらず同じだが、パートやアルバイト、契約社員などの非正規雇用では、契約期間や勤務形態を考慮した記載が必要となる。特に契約期間の有無や更新条件、勤務シフトなどを明確にすることで、円滑な退職手続きが可能になる。
■パート・アルバイトの書き方
パート・アルバイトの退職届も基本的な書き方は正社員と同じだが、契約期間や勤務形態を考慮した記載が必要だ。
パートの例文:
退職届
株式会社○○スーパー 店長 佐藤次郎 殿
私儀
この度、一身上の都合により、令和6年3月31日をもって退職いたします。
令和6年3月1日
パートタイマー 田中花子 印
アルバイトで契約期間満了の場合:
退職届
株式会社△△飲食店 店長 山田太郎 殿
私儀
この度、契約期間満了により、令和6年3月31日をもって退職いたします。
令和6年2月28日
アルバイト 鈴木一郎 印
■学生バイトの書き方
学生バイトの場合、卒業や就職活動など具体的な理由を記載することで、円満な退職につながる。
学生バイトの例文:
退職届
株式会社○○コンビニ 店長 田中一郎 殿
私儀
この度、大学卒業に伴い、令和6年3月20日をもって退職いたします。
令和6年2月15日
アルバイト 山田太郎 印
■契約期間がある場合の注意点
有期雇用契約の場合、原則として契約期間中の退職は認められないが、やむを得ない事情がある場合は可能だ。
契約期間中の退職例文: 私儀 この度、やむを得ない事情により、令和6年3月31日をもって退職いたします。
契約更新を希望しない場合: 私儀 この度、契約期間満了(令和6年3月31日)をもって、契約更新を希望せず退職いたします。
よくある質問と注意点

退職届を作成するにあたって、多くの人が疑問を持つポイントがある。印鑑の有無、日付の記載方法、誤記の修正方法など、実務的な注意点を理解しておくことで、適切な退職届を作成できる。ここでは、よくある質問と具体的な対処法を確認しておこう。
■印鑑は必要?署名だけでいい?
法的には署名のみでも有効だが、日本のビジネス慣習として印鑑は押すのが一般的。認印で問題なく、実印は不要。シャチハタ印は避けよう。
■日付は何を書く?書き方は?
退職届には「提出日」と「退職日」を記載する。退職日は本文中に「○年○月○日をもって」として記載しよう。
縦書きの場合:漢数字を使用(令和六年三月十五日)
横書きの場合:算用数字を使用(令和6年3月15日)
日付をいつにするか迷った場合は、実際に退職届を提出する日を記載する。提出予定日が変更になった場合は、書き直すことが望ましい。
■修正した場合はどうする?
手書きの場合、修正液や修正テープの使用は厳禁。誤記があった場合は最初から書き直す。罫線ありの便箋を使用している場合も、修正跡が目立つため新しい用紙で書き直すようにしよう。
パソコンの場合は印刷前に必ず確認し、印刷後の修正は行わない。誤字脱字を見つけた場合は、データを修正して再印刷する。
退職届を書き終えたら
退職届の書き方は、手書きでもパソコンでも基本的な構成は同じ。重要なのは、各要素を正確に記載し、社会人としてのマナーを守ることだ。
【最終チェックリスト】
・会社名・役職名は正確か
・日付は提出日になっているか
・退職日は明確に記載されているか
・署名、捺印は忘れていないか
・誤字脱字はないか
・封筒の書き方は適切か
・印刷の場合、手書き署名と捺印は済んでいるか
本記事で紹介した例文や見本を参考に、自分の状況に合った退職届を作成してほしい。書き方のルールを守った退職届は、円満退職の第一歩となる。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部







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