エクセルに電子印鑑を挿入する方法
作成した電子印鑑を実際にエクセルへ取り込む方法も確認しておこう。
■1.画像として挿入
「挿入」タブ→「画像」→「このデバイスから」で印鑑画像を読み込む。保存したPNGファイルを選択する。
■2.サイズ・位置調整
挿入した印鑑がセルの大きさに合っていない場合は、サイズを調整して書類全体のバランスを整える。必要に応じて「背面へ移動」することで、文字との重なりも自然になる。
■3.誤操作防止の設定
完成した書類の電子印鑑が誤って動かされないように、ワークシートを保護する設定を行っておくと安心である。
まとめ
エクセルに印鑑を取り込んで使う方法は、非常にシンプルでありながら多くの業務改善効果が得られる。実物印鑑を画像化して使うだけでなく、エクセル内で自作する方法やWebサービスの活用など、用途に応じた選択肢が豊富に存在する。
一方で、電子印鑑の扱いには注意が必要であり、セキュリティや社内ルールをしっかり整備したうえで活用していくことが重要である。これからの業務スタイルに合わせて、印鑑も「デジタル化」を進めてみてはいかがだろうか。
本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。
- 実物印鑑を取り込む方法(画像化)
- 白紙に押印し、スマホやスキャナーで撮影する
- 背景を明るく、印影がくっきり出るようにする
- Remove.bgなどで背景を透過し、PNG形式で保存する
- エクセルの図形機能で自作する方法
- 「挿入」→「図形」→「楕円」で赤い円を描く
- テキストボックスで名前を赤文字・縦書きで入力
- 図形と文字をグループ化し、図として貼り付けて保存する
- Webサービスを使って印鑑を作成
- 印鑑透過:文字を入力するだけで即作成・ダウンロード可能
- くいっくはんこ:ExcelやWordに貼れる形式で印鑑画像を出力
- マイスタンプメーカー:透過PNGやPDFに対応した無料Webアプリ
- エクセルに印鑑を挿入する手順
- 「挿入」→「画像」→保存した印鑑PNGファイルを選択
- サイズや位置をセルに合わせて調整
- ワークシート保護機能で誤操作を防止する
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構成/編集部