小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

これは便利!Excelで月末の日付を自動取得する「EOMONTH関数」の使い方

2025.07.01

EOMONTH関数は指定した日付の月末の日付を取得できる関数だ。翌月末の日付や先月末の日付を求めることもできる。月末の日付を知りたいときに使える関数である。

ExcelのEOMONTH関数の使い方が分からないという方も多いのではないだろうか。EOMONTH関数のような日付関連の関数は、難しいと感じる方もいるはずだ。

本記事ではExcelのEOMONTH関数の使い方について解説する。また、EOMONTH関数以外の日付関連の関数の使い方についてもまとめた。

EOMONTH関数とは?

EOMONTH関数は指定した日付の月末の日付を取得できる関数である。月末は月によって30だったり31だったりする。月末が何日なのかを知りたい場面は多くある。

たとえば、Excelで請求書のフォーマットを作成する場合などに役立つ。請求書の支払期限日を月末にしたい場合は多い。EOMONTH関数を使うことで、その月の月末を自動で取得できるようになる。

EOMONTH関数の基本的な使い方

EOMONTH関数の基本的な使い方についてみていこう。

EOMONTH関数で次の3つを行う方法を順番に解説する。

  1. 月末の日付を求める
  2. 翌月末の日付を求める
  3. 3ヶ月前の月末の日付を求める

■1.月末の日付を求める

まず、EOMONTH関数で指定日の月末の日付を求める方法を解説する。

以下では、「=EOMONTH(A2,0)」としている。A2には現在の日付を入力している。EOMONTH関数の第二引数には「0」を指定している。「0」を指定することで、その月の月末を求めることが可能だ。

月末の日付

実行すると、月末の日付を求めることができた。

月末の日付を求めた結果

月末の日付が表示されない場合は、そのセルでCtrl+1(Macならcommand+1)を押す。セルの書式設定画面が開かれるので、分類欄から「日付」を選択し、種類欄から1番上の書式を選択しよう。選択したら「OK」をクリックする。

これで、書式が日付に変更される。

書式を変更する

■2.翌月末の日付を求める

続いて、翌月末の日付を求める方法についてみていこう。

今よりも後の月を求めたい場合は、EOMONTH関数の2つ目の引数に正の数を指定する必要がある。以下では「=EOMONTH(A2,1)」としている。

翌月末の日付

実行すると翌月末の日付を求められていると分かる。

翌月末の日付を求めた

■3.3ヶ月前の月末の日付を求める

続いて、3か月前の月末の日付を求める方法を解説する。

今よりも前の月を求めたい場合は、EOMONTH関数の2つ目の引数に負の数を指定する必要がある。以下では「=EOMONTH(A2,-3)」と指定している。

3ヶ月前の月末の日付

実行すると、3ヶ月前の月末が表示されていることが分かる。

3ヶ月前の月末の日付を求めた

EOMONTH関数以外の日付関連の関数

EOMONTH関数以外にもExcelには多くの日付関連の関数がある。すべての関数を覚えるのは難しい。ここではよく使う日付関連の関数として次の4つを紹介する。

  1. NOW関数
  2. DATE関数
  3. EDATE関数
  4. MONTH関数

ひとつひとつの関数の使い方についてみていこう。

■1.NOW関数

NOW関数は現在の日付・時刻を返してくれる関数である。

使い方は簡単で「=NOW()」とするだけだ。引数は指定する必要がない。

NOW関数

実行すると現在の日付を返してくれる。書式設定を変更することで、時刻も表示される。

NOW関数の実行結果

また「=NOW()+7」とすると、1週間後の日付と時刻を返してくれる。

DATE関数

実行すると、1週間後の日付が表示されていると分かる。

DATE関数の実行結果

■2.DATE関数

DATE関数は日付データを生成できる関数である。

以下では「=DATE(2025,5,5)」としている。DATE関数では年・月・日をそれぞれ、引数に指定する必要がある。これらの引数を元にして、日付データを生成する。

DATE関数

実行すると「2025/5/5」と表示されており、引数を元に日付が生成されたことが分かる。

DATE関数の実行結果

■3.EDATE関数

EDATE関数は「◯月後」の日付を求めることができる関数。

以下では「=EDATE(NOW(),2)」としている。第2引数に「2」を指定することで、2ヶ月後の日付を求めることができる。

EDATE関数

実行すると、現在の日付の2ヶ月後が表示されていることが分かる。

EDATE関数の実行結果

■4.MONTH関数

MONTH関数は、日付から月だけを取り出すことができる関数だ。

以下では「=MONTH(NOW())」としている。こうすることで、現在の日付から「月」の部分だけを取り出すことができる。

MONTH関数

実行すると「5」と表示された。

MONTH関数の結果

なお、表示が「1990/……」のようになってしまう場合、書式が日付のままになっているのかもしれない。書式を修正すれば、正しく表示されるようになる。

Ctrl+1(Macならcommand+1)からセルの書式設定画面を開こう。分類欄から「標準」を選択して「OK」 をクリックする。書式を数値に変更

まとめ

本記事ではEOMONTH関数について解説した。最後にEOMONTH関数の基本的な使い方についておさらいしよう。

  1. 月末の日付を求める
    1. 例:=EOMONTH(A2,0)
  2. 翌月末の日付を求める
    1. 例:=EOMONTH(A2,1)
  3. 3ヶ月前の月末の日付を求める
    1. 例:=EOMONTH(A2,-3)

EOMONTH関数は月末の日付を求めることができる関数だ。請求書のフォーマット作成などに活用できるので、覚えておくと良いだろう。

関連記事:Excelで日付を入力するには?知っておくと便利な日付や時刻関連の関数の使い方
関連記事:Excelの関数を使って何日後かの日数計算を行なう方法

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年6月16日(月) 発売

DIME最新号は、「40代からのメンズ美容入門」!スキンケアの基礎や、白髪、薄毛、加齢臭などこの世代ならではの悩みを徹底解説。さらに、読んですぐにスキンケアを実践できるウーノの豪華2大付録つき!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。