試験形式やコストも重要な判断材料
資格試験を選ぶ際には、試験内容や難易度だけでなく、「受験形式」や「費用面」も比較すべき要素である。下記では、3つの試験の形式やコストをまとめたので参考にしてほしい。
試験名 |
受験料目安 |
試験形式 |
---|---|---|
MOS |
約10,780円 |
CBT(即時判定) |
日商PC検定 |
約5,000〜7,000円 |
紙試験・会場指定 |
サーティファイ |
約6,000円 |
紙試験・会場指定 |
自身の予算やスケジュールに応じて、最適な試験を選ぶことが重要である。
エクセル試験に合格するための勉強法
どの試験にも共通して言えるのは「実際に操作しながら覚える」ことが重要である。
■公式テキストと問題集で基礎を固める
市販の対策テキストや公式教材は必須である。特にMOSや日商PC検定には試験対策に特化した教材が多数用意されている。
MOSの公式サイトでは、MOS対策教材として下記のようなテキストと問題集が紹介されているので、受験する資格に合ったものを選んで購入すると良いだろう。(2025年5月現在)
- 動画で学習!MOS 365対策 Excel一般レベル ~TWD式学習術~
- よくわかるマスター MOS Excel 365対策テキスト&問題集
- MOS攻略問題集 Excel 365(2023年リリース版)
- ゼロから合格! MOS Excel 365 対策テキスト&問題集
参照:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)「MOS対策教材」
■模擬試験・アプリを活用しよう
CBT形式のMOSでは、パソコンで模擬試験を繰り返すことが効果的である。サーティファイや日商PC検定も過去問の演習が有効だ。
■オンライン講座・通信講座を活用する
最近では、YouTubeやオンラインスクールでもエクセル試験対策講座が豊富に存在する。通勤時間などのスキマ時間に学習するのもおすすめである。
まとめ
エクセル試験は、目的や現在のスキルに応じて最適なものを選ぶことで、効率よく学習を進めることができる。就職活動でのアピールや業務効率化のためにエクセルスキルを身につけたいと考えている人は、まずは「何のために資格を取得したいのか」を明確にしよう。そのうえで、自分のレベルや予算に合った試験を選び、確実な合格を目指してほしい。
本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。
- 代表的な試験は3種類
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- 世界的に認知された資格。即時結果のCBT方式。
- 一般レベル(Associate)と上級(Expert)がある
- 日商PC検定
- ビジネス文書・表計算スキルを評価。1〜3級あり
- サーティファイ
- 表計算操作に特化。初級〜1級まで実技中心
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- 初心者におすすめの試験
- MOS一般レベル(受験機会多く独学向き)
- サーティファイ(受験料が安く実践的)
- 実務経験者には日商PC検定2級がおすすめ
- 合格率の目安
- MOS Excel 80~90%
- 日商PC検定2級 約60%
- サーティファイ 70〜80%
- 試験選びのポイント
- 目的:履歴書重視ならMOS、実務証明なら日商PC
- コスト:MOSは1万円前後、他は5,000〜6,000円程度
- 学習時間:初心者にはMOS一般が取り組みやすい
- 合格に向けた勉強法
- 公式教材・問題集を活用し操作練習
- 模擬試験やアプリで実践演習
- YouTubeやオンライン講座で効率学習
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構成/編集部