
最大11連休となった今年のゴールデンウィークがあっという間に終わった。次の連休は7月まで待たなければならず、そのため、GW終盤にはこれから始まる仕事続きの日々に絶望する声がSNS上に相次いだ。中には、「仕事に行きたくない」と考え、「退職」の二文字が頭をよぎったという人も多いのではないだろうか?
弁護士法人mamoriはこのほど、全国20~50代の男女550名を対象に「長期休暇後の仕事のモチベーションに関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
長期休暇中に「自分の働き方や今の仕事を見直した」経験がある回答者は合計35.2%
「長期休暇中に自分の働き方や今の仕事を見直した経験はあるか」と尋ねたところ、「しっかりと見直した」が6.2%、「ある程度見直した」が14.7%、「少し立ち止まって考えた」が14.3%で、合計35.2%が今後のキャリアについて見直した経験があることがわかった。一方で、「仕事のことは考えなかった」が13.6%、「特に見直しはしなかった」が29.8%で、合計43.4%が見直しをしなかったことが判明した。
休み明けの出勤に対して約8割が何らかの抵抗感を抱いている
「休み明けの出勤が『辛い』『行きたくない』と感じたことはあるか」と尋ねたところ、「何度もある」が38.1%、「たまにある」が41.0%、「一度だけある」が2.9%で、合計82.0%と8割以上の人が休み明けの出勤に抵抗感を抱いた経験があるとわかった。
会社に行きたくない理由の最多は34.7%で「休暇中に心がリセットされた」
「長期休暇明けに『会社に行きたくない』と感じた理由」について尋ねたところ、「休暇中に心がリセットされ過ぎた」が34.7%で最も多く、以下、「上司・同僚との関係がストレス」(24.7%)、「長時間労働や残業がつらい」(17.8%)、「仕事内容が合っていない」(16.3%)と続いた。
長期休暇は約4割の人に退職を考えさせる転機となっている
「長期休暇中に退職を考えたことがあるか」と尋ねたところ、「何度もある」が12.7%、「たまにある」が25%、「一度だけある」が4.5%で、合計42.2%と4割超の人が長期休暇中に退職を考えた経験があるとわかった。
退職を決めた・強く意識するようになった理由として最も多かったのは、20.9%で「仕事に戻ることへの強いストレス」
「長期休暇後に『退職を決めた』または『強く意識するようになった』理由」について尋ねたところ、「仕事に戻ることを考えると強いストレスや不安を感じた」(20.9%)が最多となり、以下、「心身の疲れを客観的に認識し、これ以上続けるのは難しいと感じた」(16.0%)、「もともと退職を検討しており、休暇が決断の後押しになった」(11.6%)と続いた。
<調査概要>
調査概要:“長期休暇後の仕事のモチベーション”に関する意識調査
調査期間:2025年5月2日
調査機関:WEBアンケート(設問選択・記述式)
調査対象:日本全国在住の20~50代の男女
調査人数:550人
出典元:弁護士法人mamori
構成/こじへい