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移住って孤独なの?貧困女子が田舎で出会った「予想外の友だち」

2025.04.20

登録者数50万人以上の大人気YouTubeチャンネル「りんの田舎暮らし」のりんが〝移住の裏側〟を紹介する連載企画「りんの移住裏トーク」。北海道の最北東端、日本のすみっこから、田舎暮らしのリアルをお届けします。

連載/りんの移住裏トーク

こんにちは、りんです。

今回は「移住先で友だちはできるのか?」をテーマにお送りします。

大人が友だちを作るって難しくないですか?

田舎都会に関わらず、大人になってから誰かと友だちになるって難しいなあと感じます。子どもの頃は学校や習い事など友だちを作る場があり、きっかけがたくさん用意されていました。

でも、大人になると自然と友だちになることって難しいなぁと感じるのは私だけでしょうか?

偶然一緒になって、ともに過ごす時間が長いから気づいたら仲良くなっている――。そういうことから始まる友だちって大人の私たちにはなかなかできないですよね。

あと、大人になると友だちの定義が変わってくる気がします。

幼い頃より人に気を遣えるようになったからか、自分の価値観が日々確立されていくからか、昔みたいに何でも話せていつも一緒ずっと一緒!って友だちなんてできないなあ。

じゃあ何か習い事をしたり、趣味が同じ人同士のコミュニティに参加したりしたらいいのだろうけど、そもそも田舎だとコミュニティの数が少ないので、コミュニティに辿り着き、その中で気の合う人と出会えるって奇跡かもしれないです。

移住をして初めてできた大切な友だち

私の場合、北海道に来て田舎暮らしを始めてからできた友だちは視聴者さまかな。

SNSを経由すれば全国どこにいても、繋がれて友だちになれる現代ってすごいです。

とはいえ私はSNSに疎いので、これまではSNS上で誰かと仲良くなるとか、同じ趣味を持ってる人と繋がるとか、そういう考えに至らなかったです。

でもYouTubeを始めて、たくさんの視聴者さまがコメントをくれて、右も左もわからなかった雪国での田舎暮らしを見守ってくれて。

アドバイスや心配の声はもちろん、家庭菜園仲間やカメラ仲間、田舎暮らし仲間とのやり取りは、とても楽しくて幸せな場所だなあと思っています。

勝手に友だち認定してごめんなさい!でもいつもいつも支えられています。

まだ見ぬ画面の向こうのあなたは私の田舎暮らしの日々の一部なのです。

そもそも「ひとり」って悪いこと?

私は元々誰かとべったりしたいタイプではありません。いわゆるひとり◯◯が平気な人間です。

食べられない病気にかかる前は、ひとり焼肉やひとり味仙したことがあるし、ひとり旅、ひとり登山、ひとりナガスパも……。

友だちと一緒が嫌なわけではないし、必要があれば集まりにも出るけれど、ひとりの自由さを知ってしまったら戻ることはできません。

ひとりを孤独だと感じないので、人との繋がりを探すのが難しそうな田舎への移住に対してのハードルが低かったのかな?と思います。

ひとりで田舎に移住した話をすると、「行動力がありますね」と言ってもらえるのですが、ただただひとり行動に慣れていて、むしろひとりの方が気楽なだけなんです。

私が北海道に移住するきっかけになったコロナウイルスの世界的大流行。

コロナ禍でひとりで過ごす経験や時間が増えたことによって、「ひとり」に対する考え方が変わった人もいるんじゃないかなと思います。

私がまだ子どもの頃、世間は「ぼっちは悪(良くないこと)」と捉えていたような気がします。

ひとりが平気だというと「変わってるね」って。

それがいじめに発展することもあるんですよね。ひとりが好きな人が肩身の狭い思いをしない世の中になっていたらいいなぁと思います。

移住先で出会った、見えない友だち

最近、移住先で新しい友だちができました。

■家の近くに遊びにきてくれる鹿とキツネ

これまでは鹿とキツネがお友だちでした。鹿は親子が1組と、あとは何匹かいつも違う子たちが入れ替わり遊びにきがます。

キツネはいつも同じ子が2匹。

最初は1匹だと思っていたのですが、ある時2匹一緒にいるところを見つけて、それぞれ違う子だったと気がつきました。

冬の季節、キツネは冬毛でもっふもふなんです。

胴体と同じくらい立派なしっぽを揺らしながら雪上を駆けて行くキツネの姿はかわいくて、でも逞しくて。2匹とも無事北国の厳しい冬を越したようでほっとしています。

■毎日カリカリ音を鳴らす不思議な存在

そして、春の訪れとともに我が家に新しい友だちがやってきました。

ある日天井からカリカリって音がして、その日から毎日カリカリカリカリ止まりません。

昨年も雪溶けの頃天井が賑やかになったのですが、いつのまにか聞こえなくなっていた足音。先日カリカリ音を聴いて、あっ春がやってきたんだって知りました。日本の片隅にあるお家の中でコミュニティが見つかるなんて!

芽吹いた蕗のとうを見つける前に、柔らかくなった陽の光を感じる前に、春の訪れを教えてくれた友だち。夜更けに元気になるのもひとりで生きているのも私と一緒で、なかなか気が合いそうです。さて、ここまで読んで新たな友だちが誰だかわかりましたか?

いつか姿を見せてくれるかな?と思いつつ、少しだけ気掛かりなことが……。

私には北海道に来る前から一緒に暮らしている、中国生まれコストコ育ちデカくまの相棒がいます(そうです、ぬいぐるみです)。

もし、デカくまが私より先に小さな友だちと出会ったら……。空腹の時がないように、庭のどんぐり拾いを頑張ろうと思います。

動画を通じて広がる友だちの輪

そういえば最近嬉しいことがありました。

視聴者さまが鳥取県岩美町で営むお宿、りんの田舎暮らしの拠点のひとつになっている民宿に、別の視聴者さまが遊びに来てくださいました。

岩美の海は透明度が高くてとても綺麗です。海を眺めながら足裏に心地良さが伝わる砂浜を歩いていると、大自然の一部になった気分になる素敵な場所です。

ちょっとしたご縁があり岩美町と出会い、魅了されてしまいました。

どんな場所か気になる方は、私のYouTubeでチェックしてみてください。

動画を投稿した後、視聴者さまがお宿に泊まりに来てくださいました。そしてお宿のご主人さんと盛り上がり、仲良くなったようです。

おそらく人生で交わることがなかったであろう方々が「りんの田舎暮らし」を通じて仲良くなるなんて、とってもうれしくて幸せなことだなあと感じています。

りんから始まる友だちの輪が広がっていきますように。

文/りんの田舎暮らし
登録者50万人のYouTube「りんの田舎暮らし」で北海道の自然や田舎暮らしの様子を配信中。交通安全運動で一日警察署長に任命されるなど北海道のくるま旅を盛り上げる活動も行なっている。

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