
イノアックコーポレーションは、ビジネスパーソンの休息に関する調査を実施し、その結果を発表した。
休息の取り入れ有無により、睡眠の満足度も大きく変わる!
同調査は、現代のビジネスパーソンにおいて休息(※)が日中のコンディションにどのような影響を与えるかを検証するために実施。その結果、休息の取り入れ有無により、睡眠の満足度は大きく変わることが判明。また、年収が高い人ほど、休息を重視していることがわかった。
さらに、同社が展開するマットレスブランド「カラーフォーム」のファセットマットレスを使用し、実施したモニター調査から、休息を取れている人ほど、仕事に対するモチベーションのスコアが高い傾向が見られた。
※ 自宅での短時間睡眠・在宅ワーク中の仮眠、育児中の短時間リフレッシュ、ジムのトレーニング後のクールダウン、オフィスでの昼休みや短時間休憩などを指す
WEBアンケート調査
・休息の取り入れ有無により、睡眠の満足度は大きく変わる
Q1で自身の普段の睡眠に対しどの程度満足しているか尋ねたところ、「満足している」10.2%、「ある程度満足している」30.7%、「どちらとも言えない」23.5%、「満足していない」35.7%で、自身の睡眠に満足している人はわずか40.9%のみということがわかった。
一方で休息習慣(日中に15~30分程度の仮眠)を取り入れている人と取り入れていない人で比較したところ、取り入れている人は46.3%が満足していると回答し、取り入れていない人は35.3%のみとなり、休息を取り入れている人ほど自身の睡眠に満足している傾向が見られた。
<Q1>ご自身の普段の睡眠の状況にどの程度満足していますか。
<Q1_休息有無比較>ご自身の普段の睡眠の状況にどの程度満足していますか。(単一回答)各群n=300
・年収が高い人ほど、休息を重視
Q1の問いを年収別で見たところ、1,000万円以上の人の62.5%が満足していると回答し500万円以上~1,000万円未満の人の40.1%、500万円未満が39.7%となり、年収が高い人ほど睡眠の満足度が高く、年収1,000万円以上が特に高い傾向が見られた。
さらに、Q2で1,000万円以上の人に睡眠以外で「休息の時間を十分取れているか」尋ねたところ、「取れている」が12.5%、「どちらかといえば取れている」が41.7%、「あまり取れていない」が25.0%、「取れていない」が20.8%と、人取れている人が54.2%と2人に1人が睡眠以外で休息の時間を十分に取っていることが明らかになった。
<Q1_年収比較>ご自身の普段の睡眠の状況にどの程度満足していますか。(単一回答)500万円未満n=330、1,000万円以上n=24
<Q2>あなたは睡眠以外で休息の時間を十分取れていますか。(単一回答)n=24
・休息不足は仕事の悩みを増やす
Q3で日中に休息を取っていない人に対し「仕事で悩みがあるか」を尋ねたところ、「ある」が21.7%、「多少ある」が40.3%、「ほとんどない」が31.0%、「まったくない」が7.0%と、62%があると回答し、約3人に2人が仕事上で悩みを抱えていることがわかった。
さらに、Q4で悩みがあると回答した人に対し、仕事に関する悩みを尋ねたところ、「疲れが取れない」が54.3%と最も多く、次いで「仕事場の人間関係」が43%、「集中力が続かない」が33.3%、「生産性が上がらない」が28.5%、「労働時間が長い」21.0%という結果になった。
<Q3>仕事に関する悩みはありますか。(単一回答)n=300
<Q4>仕事に関する悩みとしてあてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)n=186
モニター調査
・短時間の休息により仕事がパフォーマンスを向上
Q1で「日中眠気が感じるか」を尋ねたところ、休息を取っている群については「眠気を感じる」スコアが3.78に対し、休息を取っていない群については5.26となり、1.48の差分が生まれ、休息を取っている群の方が眠気を感じにくい傾向にあることが明らかになった。
さらに、Q2で「仕事に対してやる気を感じるか」を尋ねたところ、休息を取っている群については「やる気を感じる」スコアが5.53に対し、休息を取っていない群については4.74となり、0.79の差分が生まれ、休息を取っている群の方が仕事のやる気を感じる傾向にあることがわかった。
<Q1>日中の眠気を感じましたか(各群n=12)※10点満点評価
<Q2>仕事に対してやる気を感じましたか(各群n=12)※10点満点評価
【調査概要】
・WEBアンケート調査概要
調査主体:イノアックコーポレーション
調査名:ビジネスパーソンの休息に関する実態調査
対象者:全国に住む 20~40代の働く男女600名
調査期間:2025年1月17日~1月24日
調査方法:インターネット調査
・モニター調査概要
対象者:首都圏で働く20~40代の男女24名
調査内容:2025年1月20日~1月26日と2月3日~2月9日の2週間、日中に意図的に仮眠など休息を取る群と取らない群に分け、アンケート調査を実施。休息を取ることで自身のコンディションに与える影響を調査。そのうち2月3日~2月9日の1週間、実際に寝具にカラーフォームのファセットマットレスを使用して過ごしてもらい、自身の変化に関するアンケート調査も実施。
構成/立原尚子