Excelで横棒グラフの作り方と「項目が逆になる」問題
項目名が長いデータやランキングでは、横棒グラフが活躍します。作り方は2通りあります。
ゼロから作る場合は、データを選択し、「挿入」タブの「縦棒/横棒グラフの挿入」から「2-D 横棒」を選びます。すでに作成した縦棒グラフを横棒に変えたい場合は、グラフを選択して「グラフのデザイン」タブの「グラフの種類の変更」をクリックし、横棒を選べば切り替わります。
横棒グラフで項目が表と上下逆に並ぶときの直し方
横棒グラフを作ると、項目の並び順が元の表と上下逆になることがあります。これはExcelの標準仕様によるもので、軸の設定で修正できます。手順は2段階です。
- グラフの縦(項目)軸をクリックして選択する
- 右クリックして「軸の書式設定」を開く
- 「軸のオプション」にある「軸を反転する」にチェックを入れる
これで項目の並びが表と同じ順序になります。ただし、軸を反転すると横(値)軸が上側へ移動してしまう場合があります。その際は、縦(項目)軸を選択したまま、続けて次の操作を行ってください。
- 「軸のオプション」の「横軸との交点」で「最大項目」を選ぶ
これで横軸が下側に戻り、項目は表どおりの順序、軸の位置も自然な形に整います。表とグラフの並びがそろうと、読み手にとって直感的な資料になります。

Excelで棒グラフのデータ編集
作成後の棒グラフは、後からデータを編集できます。実務で使う頻度の高い操作を4つ紹介します。
系列と項目を入れ替える(行/列の切り替え)
棒のまとまり方が意図と違うときは、行と列の対応を入れ替えます。たとえば「店舗ごとに月別の棒が並ぶ」状態を「月ごとに店舗別の棒が並ぶ」状態へ切り替えられます。
- グラフを選択する
- 「グラフのデザイン」タブを開く
- 「データ」グループの「行/列の切り替え」をクリックする
ボタンひとつで、横(項目)軸の項目とデータ系列が入れ替わります。Microsoft 365では「グラフのデザイン」タブ、旧バージョンでは「グラフツール」の「デザイン」タブにあります。
系列の表示順を変える
凡例に並ぶ系列の順序は、データの選択から変更できます。
- グラフを選択し、「グラフのデザイン」タブの「データの選択」をクリックする
- 「データソースの選択」ダイアログの「凡例項目(系列)」で動かしたい系列を選ぶ
- 上へ移動(▲)または下へ移動(▼)のボタンで順序を入れ替える
系列の順番に合わせて、凡例の並びも連動して変わります。
参考:Microsoft サポート「グラフのデータ系列を変更する」
グラフにデータを追加する
すでに作成したグラフに新しいデータを足したいときは、先に表へデータを追記します。今回は「音楽」の科目を追加する例で解説します。
- 元の表に新しい行(音楽の平均点)を追加する
- グラフを選択し、「グラフのデザイン」タブの「データの選択」をクリックする
- 「データソースの選択」で「グラフデータの範囲」を選び、追加分を含めて表全体を選択し直す
- 「OK」をクリックする
これで、棒グラフに「音楽」が追加されます。なお、表を事前にテーブル化(Ctrl + T)しておくと、行を足すだけでグラフへ自動反映されるため、頻繁にデータが増えるケースでは便利です。
棒の並び順を大きい順・小さい順にする
棒を大きい順や小さい順に並べたいときは、元データを並べ替えます。表の並び順が変わると、棒グラフの並びも連動します。
- 並べ替えたい数値列の中のセルを1つ選ぶ
- 「データ」タブの「降順」(大きい順)または「昇順」(小さい順)をクリックする
元の並び順を保ったまま棒だけを並べ替えたい場合は、表をコピーして別の作業用データで並べ替える方法が安全です。並べ替えの詳しい操作は、エクセル並び替えで解説しています。
Excelでの見栄えの調整
グラフの要素や色を整えると、伝わりやすさが大きく変わります。よく使う調整をまとめます。
グラフタイトルを変更する
初期状態では系列名などが自動でタイトルになります。変更するには、タイトル部分をダブルクリックして文字を選択し、新しいタイトルを入力してEnterを押します。タイトルが表示されていない場合は、グラフ右上の「+」(グラフ要素)から「グラフタイトル」にチェックを入れてください。


軸ラベル・凡例・データラベルを追加する
数値の意味を明確にしたいときは、ラベル類を追加します。
- グラフを選択し、「グラフのデザイン」タブの「グラフ要素を追加」をクリックする
- 「軸ラベル」「凡例」「データラベル」から必要なものを選ぶ
グラフ右上の「+」ボタンからも同じ操作が可能です。データラベルを付けると、棒の上に具体的な数値が表示され、読み手が値を読み取りやすくなります。
グラフの色・スタイルを変更する
色を変えるには、グラフを選択して「グラフのデザイン」タブを開き、「色の変更」から好みの配色を選びます。隣の「グラフスタイル」を使えば、装飾を含めた見た目をまとめて切り替えられます。


レイアウトを変更する
要素の配置をまとめて整えたいときは、「グラフのデザイン」タブの「クイックレイアウト」が便利です。タイトルや凡例、ラベルの配置が異なる複数のレイアウトから選ぶだけで、見やすい構成に整います。


データテーブルを表示する
グラフの下に数値表を併記したいときは、「グラフのデザイン」タブの「グラフ要素を追加」から「データ テーブル」を選び、「凡例マーカーあり」を選択します。グラフと数値を一画面で見せたい資料に向いています。


軸の最大値・最小値・目盛を調整する
棒の高さの差を強調したいときや、目盛を整えたいときは、数値軸の書式設定で調整します。
- 数値軸(縦棒なら縦軸)をダブルクリックして「軸の書式設定」を開く
- 「軸のオプション」で「最小値」「最大値」「目盛間隔(単位)」を入力する
最小値を0以外にすると差が強調されますが、印象を誇張しすぎないよう注意が必要です。
棒の太さ・間隔を調整する
棒が細すぎる、間隔が空きすぎるといった場合は、データ系列の書式設定で整えます。
- いずれかの棒を右クリックし、「データ系列の書式設定」を開く
- 「要素の間隔」を小さくすると棒が太くなる
- 複数系列のグラフでは「系列の重なり」で棒どうしの重なり具合を調整する
軸に千・百万単位を表示する
桁数の大きい金額データでは、軸の表示単位を変えると見やすくなります。「軸の書式設定」の「表示単位」で「千」や「百万」を選ぶと、軸ラベルが千円・百万円単位で表示されます。単位の表記方法を細かく整えたい場合は、エクセル千円単位に変換もあわせてご確認ください。

Excelで棒と折れ線を組み合わせた複合グラフ(2軸)の作り方
売上(金額)と前年比(パーセント)のように、単位の異なる2つのデータを1枚で見せたいときは、棒と折れ線を組み合わせた複合グラフを使います。値の幅が大きく異なるデータは、第2軸を使うと両方を読み取りやすくなります。
- 2系列を含む表のデータ範囲を選択する
- 「挿入」タブの「グラフ」グループ右下のダイアログ起動ツールから「すべてのグラフ」タブを開く
- 「組み合わせ」を選ぶ
- 系列ごとにグラフの種類を指定する(売上は縦棒、前年比は折れ線など)
- 折れ線にする系列の「第2軸」にチェックを入れる
- 「OK」をクリックする
すでに作成済みのグラフを複合グラフに変えるときは、「グラフのデザイン」タブの「グラフの種類の変更」から同じ「組み合わせ」を選びます。第2軸を使うことで、金額と比率のように尺度の違う2系列を同じグラフ内で無理なく比較できます。





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