◎インクの色を統一して万年筆の難点を解決
文具ソムリエール&販売員
菅 未里さん
文房具の販売員であり、文具ソムリエールとしても活動。プライベートの手帳はエルメス、仕事用は『ES.ダイアリー』で使い分けている。
手帳は万年筆でつけているんですけど、一度書くと消せないのが玉にキズ。修正ペンは紙の色と合わなくて浮いてしまいます。だから、確定していない予定はフリクションペンでメモ。変更があれば消して書き直せばいいし、そのまま決まれば残します。使う筆記具が違っても、インクの色を統一すれば、ちぐはぐな印象になりません。
製本工房リーブルの『栞紐』は大容量で手頃。手帳に飽きたら付け替えて気分転換します。
立ち仕事中はパイロットの『キャップレス』、落ち着いて書く時はセーラーの『シャレーナ』を使う。
休日をトンボの『アートブラッシュNo.95』でマーク。薄墨のようで、上から書き込むのに邪魔になりません。
◎心地よい手帳ライフはいい文房具あってこそ
CMプランナー
佐久間英彰さん
広告会社に勤める傍ら、コクヨとタッグを組み『ジブン手帳』を製作・販売。楽しく書き込むうちにライフログになる手帳には、ファンも多い。
奇をてらったものではなく、きちんと本質を理解して作られている文房具に惹かれます。選ぶ基準は大きく3つ。「楽」「効率的」「気持ちいい」。楽だから気軽に使えるし、効率的だから作業に集中できる。そして、気持ちいいから次も使いたくなるんだと思うんです。自分にとっていい文房具を長く使い続けられるのは幸せなことですね。
icconicoの『TODOマステ3mm』はメモ帳に貼り付けて使用。□を書かなくていいので時短に役立ち、書くこととやることに専念できるので便利です。
竹尾の『PETA Lサイズ』を手帳の内側に接着。全面のりなので1000円札を貼り付けています。財布を忘れた時や、手帳を拾った人に郵送代としても使ってもらえます。