リボン・クイックアクセスツールバーにボタンを追加する
Excelには、取り消し線のボタンが初期状態でリボンに表示されていません。頻繁に使うなら、クイックアクセスツールバーにボタンを追加しておくと、クリック1つで書式を切り替えられて便利です。
リボン上部にある「クイックアクセスツールバーのユーザー設定」(下向き矢印のアイコン)をクリックし、「その他のコマンド」を選びます。「コマンドの選択」で「すべてのコマンド」を選び、一覧から「取り消し線」を探して「追加」をクリックし、「OK」で確定します。以降は画面上部の常駐ボタンから、選択したセルに取り消し線を引けます。マウス中心で操作する方や、ノートPCでテンキー操作に不便を感じる方に向いた方法です。

装飾系ショートカット一覧(Ctrl+2〜5)
Excel(Windows)では、文字装飾のショートカットが「Ctrl+2〜5」に連番で並んでいます。太字・斜体・下線・取り消し線を番号順にセットで覚えると、書式設定がぐっと速くなります。あわせて覚えておきたい定番として、上書き保存のショートカット(Ctrl+S)も押さえておくと、日々の作業効率がさらに上がります。
| ショートカット(Windows) | 書式 | Macの場合 |
| Ctrl+2 | 太字 | Command+B |
| Ctrl+3 | 斜体 | Command+I |
| Ctrl+4 | 下線 | Command+U |
| Ctrl+5 | 取り消し線 | Command+Shift+X |
なお、太字・斜体・下線については、Macでは「Command+B/I/U」を使います。取り消し線だけWindowsとキーの体系が異なる点に注意してください。
二重取り消し線・条件付き書式との連動(応用)
一重の取り消し線に加えて、二重取り消し線や、条件に応じた自動適用も設定できます。ここでは要点のみを紹介します。
二重取り消し線について、Excelの「セルの書式設定」には二重取り消し線のオプションがありません。セルの文字に二重線を見せたい場合は、図形の直線を2本重ねる、またはテキストボックスにフォントの二重取り消し線を適用するなどの代替手段を使います。一方、Wordには「フォント」ダイアログに「二重取り消し線」の項目があり、こちらは標準機能で設定できます。
条件付き書式との連動では、チェックボックスをオンにすると自動で取り消し線が引かれる仕組みを作れます。チェックボックスと連動したセルの値(TRUE/FALSE)を、条件付き書式の「数式を使用して、書式設定するセルを決定」で参照し、書式の「フォント」タブで取り消し線を指定。完了したタスクに自動で線を引くToDoリストなどに応用できます。なお、Excelの新しいチェックボックス機能はMicrosoft 365およびExcel 2021以降で利用可能です。
二重取り消し線の作り方や、条件付き書式・チェックボックス連動の詳しい手順は、Excelで取り消し線を引く方法(二重線・自動化まで解説)で図解付きで紹介しています。あわせて参考にしてください。
Word・PowerPointで取り消し線を引く
WordとPowerPointは、Windowsに取り消し線の既定ショートカットがありません。そのため、アクセスキーかリボンのボタンを使います。
Windowsの場合は、対象の文字を選択してから「Alt」→「H」→「4」の順にキーを押します(同時押しではなく順番に押します)。この操作は、ホームタブの取り消し線ボタンをキーボードで呼び出す方法です。マウスを使う場合は、ホームタブの「フォント」グループにある取り消し線ボタン(abcに横線が入ったアイコン)をクリック。Macの場合は、WordもPowerPointも「Command+Shift+X」で取り消し線を引けます。
Wordで二重取り消し線を引きたいときは、文字を選択して「フォント」ダイアログ(Ctrl+D)を開き、「二重取り消し線」にチェックを入れます。




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