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楽しまないと意味がない!パリ五輪ブレイキン日本代表・Shigekixに聞く〝プレッシャー〟と〝悔しさ〟の背負い方

2024.10.08

Shigekixが見据えるパリ五輪とブレイキンの「その先」

 パリ五輪から受け取ったものは、個人の成長だけではない。彼が背負う日本のブレイキン業界全体にも大きな風を吹かせたという。

「五輪競技に選ばれて、これまで五輪やスポーツ業界全体が培ってきた力をいただくことができた。それがものすごい追い風になって、ダンサー個人のみならず、ブレイキン業界全体に良い影響が広がっているように感じます。だからこそ、ここからが勝負です」

 ブレイキンを始めたきっかけも、仲間たちの存在が大きかった。仲間、ひいては業界全体のことを考え、行動している彼のスタンスはずっと一貫している。

「そもそもブレイキンは個人競技というよりは、仲間と一緒に楽しむもの。僕らは、チームやクルーと呼んでいますが、個人的な活動と同じだけクルーの活動も大事だと思っています。ひとりで見る景色と、仲間と見る景色は全く別物だから。刺激をくれる仲間たち、自分を応援してくださっているサポーターの方、業界全ての人と見る景色をどんどん広げていきたいです。みんなと一緒だと自分のことも頑張れるし、その頑張っている姿が自然と誰かに影響を与えると信じています。そんな相乗効果がいいんですよね」

Shigekix

 インタビュー中、「次」「前」という言葉を繰り返していたShigekix。しかし、4年後のロサンゼルス五輪では現状ブレイキンは競技に選ばれていない。ただ、彼はさらに「次」のことを考えている。

「4年後はブレイキンが競技に選ばれなかったとしても、8年後はまだわかりませんよね。それに、パリ五輪は大会としてはもう閉幕していますが、ここで生まれたムーブメントが終わったわけじゃない。今回、世界中からたくさんのリアクションをもらいました。それを経て、こっちがどんなアクションを起こしていくのか。ブレイキンの魅力に気づいてくれた人たちをどうやって楽しませるのか、ワクワクさせていくのか。それが大事。そこで何も起こせなかったら、本当の意味で終わってしまうから」

 パリ五輪の舞台で日本の旗を背負い先頭を歩いた彼は、これからもブレイキンの時代を拓くために先陣を切る。

等身大の〝働くヒント〟が見つかる!
ShigekixのハタラキズムQ&A

01/Shigekixにとってブレイキンとは?

表現方法
僕が作りたいムーブメントや時代を表現するための大切なツールです。

02/試合中に「絶対しない」と決めていることは?

諦めること
例えばパリ五輪の3位決定戦。負けた後の気持ちの切り替えは難しいけど、無理してでも僕は諦めない姿をみんなに見せたい。

03/尊敬する人は誰?

母親ですかね
あ、やっぱり父親も(笑)
諦めない生き様は母親から教わりました。でも、これだけだと父親が拗ねそうだから両親ってことにしておきます(笑)。

04/ブレイキンの大事な相棒は?

楽しむ心
ブレイキンは心技体が大事。ただ、楽しむ心がないと技も体もついてこないので。

Shigekix

取材・文/藤谷千明 撮影/須田卓馬 ヘアメイク/永瀬多壱(VANITÉS)

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