「週休3日制」は、千葉県庁やリクルートなど一部の自治体・企業で導入され始めている。休みが増えるのはいいものの、その分残業が増えないか?などの懸念があるのも事実だ。
そこでキュービックはこのほど、週休3日制を導入している企業の社員223人を対象に、週休3日制の実情に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
実際に週に3日休めている人は全体の85.7% 毎週ではなくても「大体休めている」人が40.4%と一番多い
「実際に週3日休めているか?」という質問に対して、「毎週休んでいる」「大体休めている」「たまに休めている」と答えた人が合計85.7%と大多数になった。導入企業の社員は週休3日制を活用できているといえる結果になった。
一方「ほとんど休めていない」が5.8%、「全然休めていない」が8.5%と、休めていない人も一定数いるようだ。
週休3日制になってよかったこと1位は「プライベートに使える時間が増えた」
週休3日制になってよかったことについて聞いたところ、回答で一番多かったのは「プライベートに使える時間が増えた」となった。次に多かったのは順に「心身ともにストレスが減った」、「平日休みが取れる」だった。この結果から、休みが増えることでワーク・ライフ・バランスの変化を感じている人が多いことがわかった。
週休3日制になって悪化したこと1位は「仕事が詰まってしまい余裕がなくなった」
週に3日休むことのデメリットを聞いたところ、一番多かった回答は「出勤日に仕事が詰まってしまい余裕がなくなった」となった。休みが増えても仕事量が変わらない場合、勤務時間が減った分、効率的に仕事をこなす必要があるということだろう。
また次に多かった回答は「給料が減った」で、これは「休みが増えた分給料が減る」というタイプの週休3日制を導入している企業の社員の不満といえる。
<調査概要>
●調査期間
2024年6月24日~27日
●調査機関(調査主体)
調査主体:ミライトーチ
調査委託先:creste
●調査対象
調査対象:週休3日制を導入している企業の社員
●有効回答数(サンプル数)
223
●調査方法(集計方法、算出方法)
インターネット調査
構成/こじへい