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「ご自愛ください」は、相手の健康を気遣うひと言。
1年を通して使え、ビジネスシーンでも頻繁に使われています。
そんな「ご自愛ください」を英語で表現する場合、どう言ったら良いのでしょうか?
今回は、日本語の「ご自愛ください」に相当する、英語フレーズ6選をご紹介します!
「ご自愛ください」とは?
まずは日本語での「ご自愛ください」の意味を再確認しましょう。
「自愛」とは、「自分を大切にすること」や「自分の健康状態に気をつけること」という意味があります。「ご自愛ください」は、「ご自身のお体を大切にしてください」という意味の、相手を思いやる気持ちを含んだ言葉です。
メールや手紙の締めのひと言として、この一文を添えることが多いですが、口頭でも使われます。
ビジネスシーンはもちろん、暑中見舞いや残暑見舞い、年賀状や寒中見舞いでも使用できるフレーズです。
また、「ご自愛ください」は相手の健康を気遣う言葉であり、親しい関係の人から仕事相手や目上の人まで、さまざまな相手に活用しても失礼にはならない言葉です。
【1】「Please take care of yourself.」
まずは、日本語の「ご自愛ください」にとても近いニュアンスの英語フレーズをご紹介します。以下、()内は直訳に近い日本語訳です。
「Please take care of yourself.」(どうぞ、ご自分のお体をお大事にしてください)
「take care of~」は「~を大事にする」、「~の世話する」などの意味を持ちます。
よく使われる表現であり、かつ丁寧な言い回しなので、「ご自愛ください」にとても近いニュアンスを表せます。
これをさらに丁寧に表現したい場合には、次のように言うこともできます。
「Please take good care of yourself.」(どうぞ、充分にご自分のお体を労ってください)
「good」は「良い」や「素晴らしい」などの意味を持つ単語ですが、この一文では「充分にお体を労ってください」というニュアンスになります。
【2】「Take care.」
続いては日常的によく使われるフレーズです。
「Take care.」(体に気をつけてね)
先にご紹介した「Please take care of yourself.」を簡略化した「Take care.」は、ちょっとした別れ際の挨拶として非常に良く使われます。
例えば、またすぐに会うような友人や同僚にも「Take care.」という挨拶を言うことができます。
「ご自愛ください」よりも、少しカジュアルな印象になります。「元気でね」や「体に気をつけてね」などの方が、ニュアンスとしては近いです。
【3】「Look after yourself.」
日本語の「ご自愛ください」は次のようにも表せます。
「Look after yourself.」(ご自分の体の面倒を見てくださいね)
「look after~」は、「~の面倒を見る」や、「~の世話をする」という意味を持ちます。
“子供の世話をする”や“病人を看病する”、というようなシチュエーションでよく使われる言葉ですが、「ご自愛ください」という意味でも使われます。
【4】「Stay well.」
続いてはカジュアルな「ご自愛ください」の英語フレーズです。
「Stay well.」(健康でいてね)
「stay ◯◯」は「◯◯の状態でいる」という意味になります。「Stay well.」は「well」(良い)な状態でいる、ということになります。
似たような表現として下記のような言い方もあります。
「Stay healthy.」(健康でいてね)
また、stay の代わりに keep を使うこともできます。
「keep ◯◯」で、「◯◯な状態を継続する」という意味です。「stay ◯◯」と、どちらを使っても、ほぼ同じようなニュアンスになります。
「Keep well.」(健康でいてね)
【5】季節に合わせた「ご自愛ください」2選
最後にご紹介するのは、季節に合わせた「ご自愛ください」の英語フレーズです。直訳すると「ご自愛ください」とは少し違いますが、同じ意味合いで使われています。
上記でご紹介した「Stay ◯◯.」(◯◯でいてね)を活用します。例えば季節が夏だったら次のように表現できます。
「Stay cool in the summer heat!」(ひどい夏の暑さの中ですが、涼しくしていてね)
省略して「Stay cool.」(涼しくしてね)でも大丈夫です。
続いては寒い季節の場合。
「Stay warm during this cold weather.」(寒い季節だけど、暖かくして過ごしてね)
こちらも、短く「Stay warm.」(暖かくしてね)と言うのも大丈夫です。
どちらも「Stay」の代わりに「Keep」にしても、同じようなニュアンスで伝わります。
「Stay cool.」や「Stay warm.」は「ご自愛ください」と同じように相手を労う挨拶として、日常的に使われる英語フレーズです。
丁寧に表現したい場合には「Please」と冒頭に添えることもできます。
シチュエーションに合わせて労いの挨拶を
日本語の「ご自愛ください」のような、相手の健康を気遣うフレーズは、英語でもたくさんあります。
その時のシチュエーションに合わせて、使い分けてみてくださいね。
文/まなたろう
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