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フリーランスとしての将来への展望、若い世代で昨年と比べて大幅に下降傾向

2024.08.07

フリーランスとしての仕事上のトラブル経験について

■46.6%が「フリーランスとして仕事上でトラブルの経験がある」

全回答者(1000名)に、フリーランスとして仕事上でトラブルの経験があるか聞いたところ、「ある」は46.6%、「ない」は53.4%となった。

仕事内容別にみると、トラブルの経験がある人の割合は、クリエイティブ関連(69.0%)が突出して高くなり、文化・芸能・芸術関連(57.6%)、営業・販売関連(51.2%)が続いている。

フリーランスとして仕事上でトラブルの経験がある人(466名)に、トラブルの内容を聞いたところ、「不当に低い報酬額の決定」(28.8%)が最も高くなり、「報酬の支払いの遅延」(25.8%)が続く。

次いで高くなったのは、「一方的な仕事の取消し」(25.1%)、「報酬の不払い・過少払い」(24.9%)、「一方的な仕事内容の変更」(20.2%)となった。

仕事中・通勤途中のケガや病気の経験と労災保険の特別加入制度について

「仕事中や通勤途中に、休業しなければならないようなケガや病気を患ったことがある」20.0%h3

全回答者(1000名)に、仕事中や通勤途中に、休業しなければならないようなケガや病気を患ったことはあるか聞いたところ、「ある」は20.0%、「ない」は80.0%となった。

仕事内容別にみると、「ある」と回答した人の割合は、営業・販売関連(30.2%)が最も高くなり、ものづくり・ものはこび関連(26.9%)、クリエイティブ関連(26.8%)が続いている。

仕事中や通勤途中に、休業しなければならないようなケガや病気を患ったことがある人(200名)に、その際、どれくらいの期間働けなくなったか聞いたところ、「1週間超~1か月以内」(31.0%)が最も高くなり、「1か月超~6か月以内」(24.5%)、「4日~1週間以内」(13.5%)が続いた。また、『1か月超』(「1か月超~6か月以内」から「それ以上」までの合計)は46.0%だった。

■“労災保険の特別加入制度”の利用意向率

“労災保険の特別加入制度”について質問した。“労災保険の特別加入制度”とは、仕事中または通勤途上での万が一の病気やケガなどに対して補償する公的制度だ。

国が提供する制度なので、安心して利用することができる。仕事中にケガをしても自己負担なく無料で治療が受けられ、治療のために休業した場合や障害が残った場合にも補償を受けられる。

また、万が一仕事中の事故で死亡した場合、一定の遺族にも補償がある。なお、2024年秋から、“労災保険の特別加入制度”の対象が業務委託を受ける全業種のフリーランスに拡大されることになっている。

全回答者(1000名)に、“労災保険の特別加入制度”を利用したいと思うか聞いたところ、「すでに保険に加入している」は3.6%、「利用したいと思う」は21.2%、「利用したいと思わない」は36.9%、「わからない」は38.3%となった。

仕事内容別にみると、「利用したいと思う」と回答した人の割合は、営業・販売関連(27.9%)が最も高くなり、事務・ビジネス関連(27.4%)、ものづくり・ものはこび関連(26.9%)が続いている。

仕事中・通勤途中のケガ・病気の経験別にみると、「利用したいと思う」と回答した人の割合は、ケガや病気を患ったことがある人では37.5%と、ケガや病気を患ったことがない人(17.1%)と比べて20.4ポイント高く、2倍以上となった。

労災保険の特別加入制度の利用について“利用したいと思わない”“わからない”と回答した人(752名)に、そのように回答した理由を聞いたところ、「制度がよくわからないから」(31.1%)が最も高くなり、「金銭的な余裕がないから」(29.7%)、「健康保険証があるから」(25.1%)、「行政的な手続きが面倒・苦手だから」(12.9%)、「自分は労災事故にあわないから」(12.8%)が続いた。

世代別にみると、20代では「制度がよくわからないから」(40.2%)が他の世代と比べて高くなり、制度の周知が不十分であることがうかがえる結果となりました。また、30代と50代では「金銭的な余裕がないから」(順に34.5%、35.1%)、60代以上では「健康保険証があるから」(38.4%)が1位となった。

仕事内容別にみると、営業・販売関連と事務・ビジネス関連では「健康保険証があるから」(順に46.7%、40.0%)、IT関連とクリエイティブ関連では「金銭的な余裕がないから」(順に30.6%、38.2%)、ものづくり・ものはこび関連では同率で「制度がよくわからないから」「金銭的な余裕がないから」「健康保険証があるから」(いずれも37.5%)が1位だった。

■フリーランスがより働きやすくなるために必要だと思うこと

全回答者(1000名)に、フリーランスがより働きやすくなるために必要だと思うことを聞いたところ、「フリーランスの立場や権利を守る法律の整備」(40.0%)が最も高くなり、「フリーランスが利用できる福利厚生(健康診断や施設利用・旅行の優待サービス、税務・法務サポート、スキルアップ支援、入院見舞金等)」(33.1%)、「所得が補償される制度・仕組み(病気やケガで働けなくなった際の補償)」(25.3%)、「老後の支えとなる年金制度」(18.3%)、「雇用保険のような制度・仕組み(失業中の生活の安定を図るための仕組み)」(17.1%)が続いた。

世代別にみると、20代と30代では「フリーランスが利用できる福利厚生(健康診断や施設利用・旅行の優待サービス、税務・法務サポート、スキルアップ支援、入院見舞金等)」(順に37.5%、42.3%)が最も高くなっている。

仕事内容別にみると、営業・販売関連では「フリーランスの立場や権利を守る法律の整備」と「フリーランスが利用できる福利厚生(健康診断や施設利用・旅行の優待サービス、税務・法務サポート、スキルアップ支援、入院見舞金等)」(いずれも30.2%)が同率で1位、からだ・健康関連とものづくり・ものはこび関連では「フリーランスが利用できる福利厚生(健康診断や施設利用・旅行の優待サービス、税務・法務サポート、スキルアップ支援、入院見舞金等)」(順に39.7%、28.8%)が1位だった。

調査概要

調査タイトル/フリーランスとして働く人の意識・実態調査2024
調査対象/ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の20歳以上の男女でフリーランス(※)として働く人
※フリーランスを本業として仕事をしている人を対象
調査期間/2024年6月12日~6月19日
調査方法/インターネット調査
調査地域/全国
有効回答数/1000サンプル
実施機関/ネットエイジア株式会社

関連情報
https://www.jtuc-rengo.or.jp

構成/清水眞希

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