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「ウェルビーイングな職場」の姿とは?フジッコが目指す心理的安全性の高い職場づくりと健康経営

2024.08.02

塩こんぶの『ふじっ子』や煮豆の『おまめさん』などで知られる食品メーカー・フジッコ株式会社。昨今はダイバーシティ推進活動や健康経営を進め、研修活動に加えてすべの従業員に情報が行き届く工夫をしながらウェルビーイング施策を行っている。

前編はこちら

(フジッコの社員食堂の様子)

ウェルビーイングは食や健康はもちろん、仕事をする上では「働きやすさ」や「過ごしやすさ」という部分でも関わってくる。フジッコでは、従業員の働きやすさや職場での過ごしやすさを改善するため、ダイバーシティ推進グループメンバーが主導となり、「無意識の偏見」を意識化するセミナーやワークショップなどを実施してきた。また女性とともに男性も育児休業・休暇を取得できるよう、取り組みを行っている。

記事後編では、フジッコ人事総務部ダイバーシティ推進グループの中村美理さんに、取り組みについてお話を伺った。

子どものお迎えと上司からの残業命令が重なった――あなたならどうする?

DIME WELLBEING(以下:D):フジッコさまでは、「心理的安全性の高い職場作り」に取り組まれています。また、「無意識の偏見」を意識化するワークショップも、全社の営業社員などを対象に実施されています。実施した経緯などを教えてください。

中村さん(以下:中村):何をするにも、やっぱり“職場の環境”が大事ですよね。制度が整っていても、それを使えないような雰囲気だったり、お互いを尊重したり助け合ったりする風土がなければ、「働きやすさ」はもちろん、「生産性の向上」に繋がらないのではないか。

そう思う中で、「心理的安全性の高い職場作り」は「生産性の向上に欠かせない」という意識のもと、2021年度から会社として取り組んでいます。まず管理職を中心に始めて、一般社員にもセミナーを受けてもらいました。ワークショップもその一つとして過去に行ったものです。

D:「働く人が安心できる職場作り」を目指したのですね。

中村:2021年に全社員を対象に『アンコンシャスバイアス研修』を行いました。“アンコンシャスバイアス”は「自分では気づいていないモノの見方やとらえ方のゆがみや偏り」という意味です。「女性だから」「男性だから」「子どもがいるから」――「そういう意識で部下を見ていませんか?」という問いかけなど、外部講師による進行で、管理職と一般社員で日を分けて研修を行いました。

ワークショップに関しては、職場で起きそうな問題をYes、Noで答え、参加者同士対話をしていただくゲームを行いました。例えば、「子どもの保育園のお迎えと上司からの残業指示が重なった場合、どちらを選ぶか」という問題です。

D:回答が分かれそうですね。

中村:それぞれの状況を知り、「こういう考えがあるから、こういう選択をしている」とお互いがその背景を知ることができると、仕事をやる上でもいろいろと配慮ができるのではないかと思います。

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