小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

フジッコが社員食堂を改革「おいしさ×けんこう食堂」で挑む食を通じたウェルビーイング

2024.08.01

大豆をおいしく摂取できるコラボカフェや昆布生産者のための“生昆布”開発

(24年3月にヴィーガンカフェ・PQ’sとコラボした桜のカレーとラッシー)

D:食という点では、フジッコさまの『まるごとSOYカスピ海ヨーグルト』では、東京・台東区にあるヴィーガンカフェのPQ’s様ともコラボされていました。大豆を使ったヨーグルトを作ろうと思ったきっかけは。

(ヴィーガンカフェ・PQ’s)

(『まるごとSOYカスピ海ヨーグルト』を使ったピンク色の美しいカレー)

青木さん(以下:青木):フジッコは 40 年以上『おまめさん』を販売しており、昔から大豆は“畑の肉”としてお客様の健康に役立つものとして、商品を提供してきました。

ただ、近年日本人の食スタイルなどが西洋化してきたことにより、煮豆などが食卓に上がる頻度が減ってきました。そこで、同じく 20 年前ほどから扱ってきた『カスピ海ヨーグルト』を、“大豆”を原料にして作ることで、現代の食スタイルの中で“ヨーグルト”として大豆を手軽に食べていただけないかと思い、『まるごとSOYカスピ海ヨーグルト』の開発を始めました。

(『まるごとSOYカスピ海ヨーグルト』)

D:コラボカフェの反応なども教えてください。

(PQ’sの店内)

(ご飯の間には大豆ミートを挟んでいる)

青木:PQ’sさんのカフェメニューの見た目の美しさも相まって、10件以上のメディアに取り上げていただきました。カレーにのせていただいた『まるごとSOYカスピ海ヨーグルトのクリチ(水切りしてスパイスを加えクリームチーズ風にしたもの)』がとてもおいしいと好評でした。来店したお客様からも「家でマネしたい」とのお声をたくさんいただいたと、お店の方からもお伺いしています。

(24年2月にコラボしたバレンタイン風のカレー)

D:コラボカフェを通じて、摂取量が減っている大豆を消費者に届けることができたのですね。

(24年3月にコラボした白いカレー)

青木:SNSでもたくさんの方に投稿いただき、みなさまよりご好評いただきました。

D:フジッコは『ふじっ子煮MIRAI』シリーズで、乾燥工程を軽減する「生昆布」の生産に取り組まれています。

青木:近年の海洋環境の変化による生育不良や、生産者の高齢化、重労働への敬遠などによる後継者不足もあって、昆布の生産量は減少の一途を辿っています。当社は、生産者に寄り添う中で、「水揚げ後の昆布を手作業で乾燥させる工程」が大変な重労働であることに着目しました。そのために開発されたのが『ふじっ子煮MIRAI』シリーズです。

(生昆布を使用した『ふじっ子煮MIRAI うま辛)

D:生昆布にすることで生産者の負担が減らせるのですか。

青木:長い昆布を引き上げて干したり、浜に並べたりする乾燥作業は、足腰にも重い負担がかかります。それによって昆布業から離れていく人も増えています。フジッコは生産者から話を聞いて、この乾燥工程をカットできるように“生昆布”を使った商品開発に取り組みました。水揚げ後は乾燥させずにすぐに洗浄し、工場で切断します。それを冷凍貯蔵して加工します。これにより、生産者さんの乾燥工程を省くことができます。

D:生産者に寄り添った取り組みですね。

社員食堂改革やコラボカフェ、生昆布の開発など、食を通じて、従業員や消費者、昆布生産者の“ウェルビーイング”を実現しているフジッコ。記事後編では、同社が取り組む職場の働きやすさや、労働環境改革について紹介する。

取材・文/コティマム

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。