地域で働く目的、女性は「自由に使えるお金」、男性は「社会貢献」が最多
地域で働くことに興味があると回答した472名に、その目的を尋ねたところ、「自由に使えるお金」が半数以上で最も多く、次いで「社会とのつながりを得るため」(42.2%)、「生活費のため」(41.5%)となった。
一方、男性に注目すると「社会貢献」が最多(52.5%)で、次に「社会とのつながりを得るため」(44.6%)となった。仕事を通じて地域との接点を求める男性が多いことがわかった。
地域で働く際の職種、4人に1人が「教育関連」を希望
地域で働く際の希望の職種を尋ねたところ、1位「事務・オフィスワーク」(47.5%)、2位「販売・接客」(37.3%)に続いて、3位は「教育関連職」(25.0%)となった。
特に、子どもがいる人は「教育関連」の仕事をしたいと考える割合が6.5pt高く(子ども有:26.5%、子ども無:20.0%)、自身の子育て経験を活かして働きたいと考える人が多いと推測できる。
最後に、地域の仕事に対して期待することを自由回答で尋ねた。その結果、子育てしながら働けること、近所の手助けができること、地域交流を求める声などが挙げられた。その一部を紹介する。
●子育てしながら働ける職場環境
・託児付きや、小さな子同伴でも働ける仕事がしたい。(公務員、30代女性)
・子どもがいると体調で予定が左右されるので、子連れでも可だとありがたい。(専業主婦、30代女性)
●自分にできる範囲で近所の人や地域事業者の手助けになる
・近所での買い物代行、近所での短時間のベビーシッター(保育園や習い事の送迎、ワンオペの方の入浴介助など)、ペットシッター(犬の散歩など)がしたい。(IT関連、30代女性)
・地域の飲食店さんのSNSの運用代行や撮影・投稿内容作成のお手伝いがしたい。(個人事業主、30代女性)
●地域社会との交流機会が欲しい
・地域イベントへの出店、地域事業者の手伝いなどの仕事を通じて地域社会と交流がしたい。(クリエイティブ・編集・出版、30代女性)
・老人ホーム、介護施設、保育園などの掃除や雑務系を行いながら地域の人と話をしたい。(教育関連、20代女性)
<「地域で働くことアンケート」調査概要>
– 調査期間:2024年4月25日〜5月17日
– 調査主体:PIAZZA株式会社
– 調査方法:インターネット調査
– 調査対象:地域コミュニティアプリ「ピアッザ」ユーザー
– 有効回答数:520人(女性:396名、男性:116名、性別未回答:8名)
– 回答者属性
▽性別)女性:76.2%/男性:22.3%/性別未回答:1.5%
▽年代)20代以下:3.7%/30代:31.2%/40代:35.0%/50代:19.0%/60歳以上:11.2%
▽職業)正社員:32.7%/会社役員:2.1%/契約・派遣社員:9.0%/パート・アルバイト:21.9%/公務員:5.2%/個人事業主・フリーランス:5.4%/専業主婦(主夫):19.4%/その他:4.2%
▽世帯)共働き世帯:50.4%/専業主婦 (主夫)世帯:29.2%/単身世帯:14.2%/その他:6.2%
※本調査における構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合がある。
出典:PIAZZA株式会社
構成/こじへい