半年前と比べ残業時間が増加した企業は28.3%、増加理由は「法令対応」
企業の残業時間を半年前と現在で比較した際、増加していると答えた企業が28.3%、減少していると答えた企業が9%と、増加した企業の割合が減少した企業の3倍以上となる。
増加の理由は、前述の残業要因であるイレギュラー業務の発生・人手不足に加え、法令対応が34.3%と最も高い数値となっていた。
減少の理由は、40%が残業削減の社内的号令があったことによる削減と回答し、加えて同じくスタッフごとの業務量分担見直し(40%)を筆頭にペーパレス・デジタル化(37.8%)、フロー・マニュアル整備(36.7%)などのオペレーション見直しの観点が上位に挙がる。
請求書の電子化意向は非常に高く、積極的な電子化を志向している企業は89%にのぼる。さらに、請求書の電子化により残業削減効果を期待する企業は79%となっていた。
残業を行うことに対してネガティブな回答をしたのが54.2%であり、過半数は残業をしたくないと思っていることが判明。
一方で企業における残業削減の推進については、対策の実施まで進めていると答えたのは33.1%にとどまる。残りの66.9%は残業の削減対策の実行まで至っておらず、そのうち24.6%は対策の検討すら実施されていないようだ。
調査概要
調査期間:2024年5月23日~5月24日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:従業員数11名~1000名の企業で請求業務に関わる経理・総務担当社員
有効回答:1,000件(本調査)
構成/Ara