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Excelで「ウィンドウ枠の固定」を使いこなす方法|先頭行・複数行・印刷・Mac版まで網羅して解説

2026.06.03

目次

Excelで行数や列数の多い表を扱っていると、スクロールするたびに見出しが画面外に消えて「この数字は何の列だったか」と迷う場面が出てきます。こうした手戻りを防ぐのが「ウィンドウ枠の固定」機能です。本記事では、先頭行・先頭列の固定といった基本操作から、複数行・複数列の固定、解除、ショートカット、Mac版・Web版での操作差、印刷時の見出し繰り返し、そしてうまくいかない時の対処法まで、Microsoft公式情報をもとに網羅的に解説します。

ウィンドウ枠の固定とは|スクロールしても行や列を表示し続ける機能

ウィンドウ枠の固定とは、ワークシートをスクロールしても指定した行や列を画面上に表示し続ける機能です。表の見出し行や項目列を常時表示できるため、データ量の多い表でも各セルの意味を見失わずに作業を進められます。

Microsoft公式の説明では、ウィンドウ枠の固定は「ワークシートの特定の領域を、別の領域にスクロールしても表示されたままにする」機能と位置付けられています。同じく「表示」タブには「分割」機能もあり、両者は似て非なる役割を持ちます(違いについては後述)。

参考:Microsoft サポート「ウィンドウ枠を固定して行と列をロックする」

ウィンドウ枠の固定でできることは、大きく分けて次の3パターンです。

  • 先頭行(1行目)だけを固定する
  • 先頭列(A列)だけを固定する
  • 任意の行・列(複数行や複数列を含む)を固定する

それぞれ「表示」タブの「ウィンドウ枠の固定」メニューから呼び出します。なお、ウィンドウ枠の固定はあくまで画面表示上の設定であり、印刷時の見出し繰り返しには別途「印刷タイトル」機能を使う必要があります。この点も本記事の後半で詳しく解説しているので、確認してみてください。

ウィンドウ枠を固定しないとデータの確認に手間がかかる

データ数の多い表を作成すると、1つの画面に表全体が収まりきらず、スクロールしないと全データを確認できなくなります。スクロールすると見出し行や項目列が画面外に出てしまうため、「この数値は何月のものか」「この行は誰のデータか」と確認するたびに表の先頭に戻る必要が生じます。

こうした手戻りを解消するのが「ウィンドウ枠の固定」です。指定した行や列を画面上に固定しておけば、どれだけスクロールしても見出しが表示され続けるため、入力ミスや確認漏れを防げます。表全体を整えてから固定範囲を判断するとスムーズなので、まだ表自体を整える段階の方はエクセル表の作り方もあわせてご覧ください。

ウィンドウ枠の固定の使い方(基本3パターン)

ウィンドウ枠の固定の使い方は、固定したい範囲に応じて次の3パターンに分かれます。いずれも「表示」タブから操作します。

  1. 先頭行を固定する
  2. 先頭列を固定する
  3. 先頭行と先頭列を同時に固定する

先頭行を固定する

表の1行目(見出し行)だけを固定する方法です。ここでは、わかりやすさを優先して「列1、列2……」と記入した表をサンプルとして使います。

表を準備したら、上部メニューの「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」をクリックし、表示されるメニューから「先頭行の固定」を選択します。これだけで1行目が固定され、下方向にスクロールしても列見出しが表示され続けます。

実際にスクロールすると、1行目が画面上部に残ったまま、2行目以降だけがスクロールするのが確認できます。

なお「先頭行の固定」は、どのセルを選択していてもワークシートの1行目を固定します。アクティブセルの位置に左右されない点が、後述する「ウィンドウ枠の固定(任意の行・列)」との大きな違いです。

参考:Microsoft サポート「ウィンドウ枠を固定して行と列をロックする」

先頭列を固定する

表のA列(先頭列)だけを固定する方法です。横長の表で、左端の項目名を常に表示したい場合に役立ちます。

「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」をクリックし、メニューから「先頭列の固定」を選びます。

横方向にスクロールすると、A列だけが画面左端に残ったままになります。

「先頭列の固定」も先頭行の固定と同様、選択しているセルに関係なくA列が固定されます。

先頭行と先頭列を同時に固定する

1行目と A列を同時に固定したい場合は、「ウィンドウ枠の固定」メニューを使います。手順は次の通りです。

  1. セル「B2」を選択する
  2. 「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」をクリック
  3. メニューから「ウィンドウ枠の固定」を選択

スクロールすると、1行目とA列が両方とも表示されたままになります。これで縦横どちらにスクロールしても、見出しを見失うことなくデータを確認できます。

ここで重要なのが、「ウィンドウ枠の固定」は選択しているセルの上の行と左側の列を固定するという仕様です。B2を選択した場合、B2の「上」にあたる1行目と、B2の「左」にあたるA列が固定されます。この基準セルの選び方を理解すると、次に紹介する任意の行・列の固定もスムーズに行えます。

参考:Microsoft サポート「ウィンドウ枠を固定して行と列をロックする」

任意の行・列を固定する方法(複数行・複数列の固定)

見出しが2行にわたっていたり、左端の3列を項目欄として使っていたりする場合は、先頭1行・先頭1列だけでは足りません。こうした時に使うのが、任意の位置で固定する操作です。基準セルの選び方さえ覚えれば、複数行・複数列の組み合わせも自在に固定できます。

基本ルールは次の1つだけです。

「固定したい範囲のすぐ下・すぐ右にあるセル」を選択してから、「表示」タブ→「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」をクリックする

このセルを基準に、「選択セルの上にある行」と「選択セルの左にある列」が固定対象になります。

複数行を固定する

たとえば1〜3行目を固定したい場合は、4行目の任意のセル(A4セル)を選択します。

  1. 固定したい範囲の1つ下の行にあるセルを選択する(1〜3行目を固定するならA4)
  2. 「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」をクリック
  3. メニューから「ウィンドウ枠の固定」を選択

設定すると、1〜3行目が画面上部に固定され、4行目以降をスクロールできるようになります。

複数列を固定する

複数列を固定する場合も考え方は同じで、固定したい範囲の右隣のセルを選択します。A〜C列を固定したい場合はD1セルを選択します。

  1. 固定したい範囲の1つ右の列にあるセルを選択する(A〜C列を固定するならD1)
  2. 「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」をクリック
  3. メニューから「ウィンドウ枠の固定」を選択

これでA〜C列が画面左に固定され、D列以降を横スクロールできます。

複数行と複数列を同時に固定する

行と列の両方を複数まとめて固定したい場合は、固定したい範囲の「右下のすぐ外側」のセルを選択します。

たとえば1〜2行目とA〜B列を同時に固定したい場合は、その範囲の右下のすぐ外側にあたるC3セルを選択し、「表示」タブ→「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」の順にクリックします。

この「基準セルの選び方」が理解しづらいと感じる方は、「固定したい範囲の右下のセルを起点に、その『1つ下・1つ右』のセルを選ぶ」と覚えると間違いにくくなります。

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