フラットな社風が特徴のメディカル業界。長く働ける環境づくりの鍵はコミュニケーションか
TOP20の企業を業界別で見ると、医薬品・医療機器業界から4社がランクインした。少し堅いイメージがある業界だが、社員クチコミを見ていくとフラットで上下関係無く、コミュニケーションが取りやすい風土であることがわかる。
一般的に、企業の退職理由の上位に「人間関係」がよく挙げられるが、どんなことも相談しやすい「風通しの良さ」が人間関係を円滑にし、長く働くモチベーションを高める鍵なのかもしれない。
■TOP20の医薬品・医療機器業界の社員がOpenWorkに投稿した、組織風土に関するクチコミ
「フラットな組織で部署しだいでは若手でも比較的自由な活動ができる。チャレンジを歓迎しており業務量を意識しないタイプならば充実した環境と言える。(研究、男性、中外製薬)」
「とにかくアクティブな会社なので、どんどん改善に向けて変わっていく。風通しは良く上長と部下の距離感も近いため何かあったら定期的に相談しやすい環境。(安全性情報管理職、女性、第一三共)」
「多角的な経営で一つの事業が傾いても他の事業が支えてくれる安心感がある。しかし事業部間でシナジーを持たせるような様子はなく、各部署で各業務を淡々とこなす文化。社内の風通しは非常にいい。特に『さん付け文化』はとても有難く、相談事もしやすい環境にある。(研究開発、男性、旭化成メディカル)」
「上司や同僚に対する素直は発言を促進するスピークアップ文化はここ数年でかなり定着しており、上司に対しても素直に発言できる環境は整っていると考える。入社年数が浅くとも、先輩、同僚とは何事も相
談できる環境はあると考える。ただ、現在はオフィスがなく基本的には電話、もしくはウェブでのコミュニケーションとなる為、新入社員の方々は配属後少し戸惑う事もあると考える。(営業、男性、ファイザー)」
<対象データ>
OpenWorkに会社評価レポートの投稿がある企業のうち、回答者の平均勤続年数(回答時点)が7年以上の企業に限定して集計。ネットプロモータースコア(NPS)は、2019年以降に投稿された20代・30代の社員による会社評価レポート350,514件を対象とした。
出典元:OpenWork働きがい研究所
構成/こじへい