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覚えておきたい逃げ癖がある人の心理状態と特徴

2024.06.20

困難な状況やストレスを感じる場面から逃げたいと思う気持ちは、誰もが抱えるものです。とはいえ、何事においても逃げることが習慣化していると、成長の機会を失い、自信を持てなくなることも。

そこで今回は、逃げ癖のある人の特徴や心理について詳しく解説します。逃げ癖を改善する方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「逃げる」のは悪いこと?

そもそも、嫌なことから逃げるのは悪いことなのでしょうか? 考えていきましょう。

逃げ癖というと、逃げること自体が悪いことのように思えますが、何らかのストレスを感じたり困難に直面したりすれば、逃げたいと思うのが自然な反応です。

仕事自体が合わないと感じたときは、辞めて方向転換をするのもいい選択です。過度なストレスで、体調に異変が生じる恐れがある場合も、逃げて自分の身を守ることが大切です。

ただ、逃げることが習慣になると、逃げる選択肢しか見えなくなってしまうことがあります。人間関係がうまくいかない、プレッシャーを感じたくないなど、内面的な理由で嫌なことから逃げていると、問題を先送りしているだけで、環境を変えてもまた同じことが起こってしまう可能性もありますので、状況に応じて適切に対応していきたいですね。

逃げ癖がある人の特徴

逃げ癖がある人にはどのような特徴があるのでしょうか。自分に当てはまるかチェックしてみてください。

(1)自信がない

逃げ癖がある人は自分に自信がなく、「自分には問題を解決する力がない」と決めつけがちなところがあります。やる前から「どうせ無理だ」と諦めてしまうので、努力することよりも逃げることを選んでしまうのです。

(2)自分を正当化する言い訳が多い

逃げ癖がある人は、自分を正当化する言い訳が多いのも特徴です。周りから責められないように「私には向いていない」「時には逃げることも大事」などと言ったりします。逃げたい気持ちや失敗を恐れる気持ちと向き合うことができず、誤魔化そうとするのです。

(3)向上心がない

逃げ癖のある人は自分に甘く、向上心がないのも特徴です。自分が傷つかないことを第一に考えているため、リスクを背負ってまで頑張って挑戦するよりも、現状のままでいいと考えるのです。

逃げ癖の原因となる心理

嫌なことから逃げたくなる背景にはどういった心理があるのでしょうか? 主なものを紹介します。

(1)失敗への恐怖心

逃げ癖の原因となる心理に、失敗への恐怖心があります。失敗したことで自分の評価が下がることを恐れる人もいれば、失敗した自分がかっこ悪くて受け入れられない人もいます。「失敗して傷つきたくない」という強い気持ちが不安を引き起こし、その不安から逃げたくなるのです。

(2)完璧主義

逃げ癖の原因の1つに、完璧主義があります。「完璧でありたいし周りから良く見られたい」という思いが強いと、少しのミスも許せなくなります。そのため、「ちょっとでもうまくいかない可能性があるのならやらない」という選択になるのです。

(3)「できるだけ楽をしたい」という気持ち

逃げ癖の背景には、「できるだけ楽をしたい」という気持ちがある場合も。問題を解決するには、考える作業が必要なのですが、それが難しくて面倒に感じてしまうのです。手っ取り早く楽をしたいと思った結果、逃げる選択を取ってしまうのです。

(4)「問題を先延ばしにしたい」という気持ち

逃げ癖の背景には、「問題を先延ばしにしたい」という心理が隠れていることも。嫌なことに直面した時に生じるネガティブな感情を受け入れられないと、目を背けて問題を先延ばしにしようとする場合があります。逃げることで一時的な安心感を手に入れようとするのです。

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