DIME MAGAZINE
Swiftの案件数（案件比率）は3.7%（案件数ランキング10位）
プログラミング言語別の案件比率ランキングでは、Swiftは3.7%のシェアを持ち、10位となっている。この数字は、より広く使われているJavaScript（21.2%）やPHP（13.0%）、Python（12.9%）などと比べると低く見えるかもしれない。
しかし、Swiftはモバイルアプリ開発、特にiOSアプリ開発に特化した言語であることを考慮すると、その位置づけは理解できる。Swiftエンジニアの月収は103万円で、プログラミング言語別の年収ランキング上位に位置している。
モバイルアプリ市場の成長とともに、Swiftの案件数も増加傾向にあり、Swiftスキルを持つエンジニアにとっては魅力的なキャリアパスであると言えるだろう。
Swiftの稼働日数とリモート可否
Swiftエンジニアの稼働日数を見ると、約半数（47.1%）が週2～3日の稼働となっていた。これは、Swiftを使った案件が比較的短期的なものが多いことを示唆している。
一方で、週4～5日の稼働を行っているエンジニアも44.1%と、全体の約半数近くを占めていた。これは、Swiftを使った長期的な開発プロジェクトにも一定の需要があることを示している。
週1日のみの稼働は8.8%と少数派ではあるが、Swiftのスキルを活かしつつ、他の業務と並行して働くエンジニアもいるようだ。
全体として、Swiftエンジニアの稼働日数は多様性があり、プロジェクトの性質や個人の働き方に応じて柔軟に対応できる環境があると言えるだろう。
Swiftエンジニアの案件におけるリモートワーク可否を見ると、圧倒的多数（91.2%）がフルリモート（在宅OK）という結果に。これは、Swiftを使った開発業務が、場所に依存せずに遂行できる性質を持っていることを示している。
一方で、リモート不可の案件は5.9%、一部リモート可の案件は2.9%と、ごく少数に留まっていた。
このデータから、Swiftエンジニアにとってリモートワークは非常に一般的であり、多くの企業がSwiftエンジニアにリモートワークを認めていることがわかる。
今後もSwiftエンジニアにとって、フレキシブルな働き方ができる環境が広がっていくことが期待される。
Swift案件の多い業界
1位：その他IT関連：35.3%
2位：EC・メディア：20.6%
3位：マッチング：11.8%
4位：その他人材サービス：11.8%
5位：エドテック（教育）：5.9%
Swift案件が多い業界を見ると、IT関連が35.3%と最も高い割合を占めていた。これは、Swiftがモバイルアプリ開発に特化した言語であるため、IT業界全般でその需要が高いことを示している。
次いで、EC・メディア業界が20.6%と高い割合を示しており、オンラインショッピングやデジタルメディアにおけるiOSアプリ開発の需要の高さが伺える結果に。
マッチングサービスやその他人材サービス業界も、それぞれ11.8%とSwift案件の一定の割合を占めていた。これらの業界では、ユーザーとのインタラクションを重視したモバイルアプリが重要な役割を果たしているためと考えられる。
また、エドテック（教育）業界でもSwiftの需要が見られ、教育分野におけるiOSアプリの活用が進んでいることがわかる。
Swift案件の職種はiOS/Androidエンジニア: 97.06%
Swift案件の職種を見ると、圧倒的多数（97.06%）がiOS/Androidエンジニアとなっていた。これは、SwiftがiOSアプリ開発に特化した言語であることを考慮すると、当然の結果と言えるだろう。
Swiftは、Appleのエコシステム内で主要な役割を果たしており、iOSアプリ開発におけるデファクトスタンダードだ。このデータは、Swiftスキルを持つエンジニアが、iOSアプリ開発の分野で非常に高い需要があることを示している。
Swiftエンジニアは、iOSアプリ開発の専門家として、高い年収を得ることができると期待される。
調査概要
調査対象：SOKUDANに掲載された求人案件（一部抜粋）の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算。
対象期間：2019年7月1月～2024年1月2日（直近1年）
対象案件数 2,289件 ※一部抜粋
構成／Ara
最新号
