各業界で人手不足が問題となっており、経済産業省の発表によると、2030年にはIT人材が最大で79万人不足すると予測されている。では、そんなIT業界で働く女性たちの働く環境はどうなっているのだろうか。
アクサスは、女性ITエンジニア(会社員)1,002名を対象に、「女性ITエンジニアの実態」に関する調査を実施したので、結果をお伝えしよう。
ITエンジニアを目指した理由は安定性と成長性
まず「ITエンジニアを目指した理由を教えてください」と質問をしたところ、『市場価値の高い職業で将来仕事に困らないと考えたから(43.8%)』と答えた人が最も多く、次いで『成長業界に身を置いて第一線で活躍したいと考えたから(33.0%)』という回答が並ぶ結果に。
これにより、安定性や成長性を重視して、ITエンジニアを目指した人が多いことがうかがえる。
次に「目指していた理由は実現できましたか?」と尋ねたところ、『実現した(37.8%)』『ある程度実現した(53.0%)』と答えた人が9割を超えていた。
「ITエンジニアを目指した理由を教えてください」の回答とあわせて考察すると、多くの人がITエンジニアという職業の安定性・成長性を実感しているようだ。
また「実現していない理由を教えてください」と質問をしたところ、『十分なスキルが身に付いていないから(43.5%)』と答えた人が4割を超える結果となり、スキル面においてITエンジニアを目指した理由を実現できていない方が多いことが分かる。