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毎年9月ごろに発売されるのがお決まりとなりつつあるiPhoneシリーズ。2023年にはiPhone 15シリーズが登場していることからもわかるように、これまで数多くのモデルが登場してきました。
本記事では、日本で発売された歴代iPhoneの発売日やディスプレイサイズ、本体の重さといった特徴をまとめてチェックしてみました。
歴代iPhoneの発売日、スペックを比較してみた
それでは早速、歴代iPhoneの発売日やスペックの推移を見ていきましょう。
なお、歴代モデルの発売日は、アップル公式サイトのニュースルームを参考に、日本における発売日を基準としています。
日本でのiPhone初登場は「iPhone 3G」の2008年7月
日本で最初に発売されたiPhoneは、「iPhone 3G」。発売日は2008年7月11日でした。本体サイズは115.5mm×62.1mm×12.3mm、質量133g。ディスプレイサイズは3.5インチで、ストレージは8GB、16GBの2モデルです。カメラは2.0MPのシングルレンズでした。
2代目「iPhone 3GS」は2009年6月
つづく2009年6月26日には、「iPhone 3GS」が販売開始。本体サイズはiPhone 3Gとほぼ変わらず、質量が2g増の135gとなっています。ストレージは16GB、32GBと前モデルから倍増し、カメラが3.0MPになりました。
「iPhone 4」は2010年6月
「iPhone 4」は2010年6月24日に発売。115.2mm×58.6mm×9.3mm、質量137gと小型軽量化し、3.5インチディスプレイの解像度は、前モデル比で約4倍となりました。ストレージは16GB、32GBの2モデル展開で、カメラも5MPにアップデートされています。
「iPhone 4S」は2011年10月
2011年10月14日には、「iPhone 4S」が発売。質量140gと前モデルから2g増にはなりましたが、ストレージ容量は16GB、32GBに加え、64GBのモデルがここから登場しており、カメラは8MPになりました。
iPhone初の4G LTE通信に対応した「iPhone 5」の発売日は?
iPhoneシリーズとして初めて本格的に4G LTE通信に対応したのは、2012年9月21日に発売された「iPhone 5」。ディスプレイサイズも4インチと大きくなり、本体サイズは123.8mm×58.6mm×7.6mm、質量は112gと薄型軽量化しています。カメラは引き続き8MP、ストレージ容量は16GB、32GB、64GBの3モデルです。
「iPhone 5s」「iPhone 5c」は2013年9月
翌年の2013年9月20日には、純粋な後続機といえる「iPhone 5s」に加え、カラーバリエーションを拡充した「iPhone 5c」が発売。
iPhone 5sは本体サイズ、質量やストレージ容量、カメラの解像度などはiPhone 5と共通で、A7チップを搭載。一方iPhone 5cは本体サイズが124.4mm×59.2mm×8.97mm、質量132g。ディスプレイは4インチ、カメラは8MPで、搭載チップはA6でした。
初めての大画面モデル〝Plus〟が登場した「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」はいつ発売?
iPhoneシリーズとしては初めて、〝Plus〟を冠する大画面モデルが登場したのは、2014年9月19日に発売された「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」になります。
ディスプレイサイズは、iPhone 6が4.7インチ、iPhone 6 Plusが5.5インチ。それに伴い、本体サイズと質量は、iPhone 6が138.1mm×67.0mm×6.9mmで129g、iPhone 6 Plusが158.1mm×77.8mm×7.1mmで172gとなります。
ストレージは16GB、32GB、64GB、128GBですが、iPhone 6 Plusには32GBが用意されていませんでした。チップセットは、どちらもA8です。
「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」は2015年9月
2015年9月25日には、後続機となる「iPhone 6s」、「iPhone 6s Plus」が販売開始。本体サイズはiPhone 6sが138.3mm×67.1mm×7.1mm、質量143g。iPhone 6s Plusが158.2mm×77.9mm×7.3mm、質量192gと、いずれも大型化。チップセットはA9へとアップグレードされ、カメラも12MPへと進化しました。
初の廉価モデル「iPhone SE」は2016年3月に発売!
現在まで続く、iPhoneの廉価シリーズの初代モデル「iPhone SE」が発売されたのは、2016年3月31日。本体サイズは123.8mm×58.6mm×7.6mm、質量113gで、ディスプレイは4インチ。搭載チップはA9で、カメラは12MP。ストレージ容量も16GB、32GB、64GB、128GBの4モデルで、上位モデルとそん色ないスペックが話題となりました。
「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」は2016年9月
同年9月16日には、iPhoneシリーズ初の耐水・防塵性能を有した「iPhone 7」、「iPhone 7 Plus」が発売開始。ディスプレイ、本体サイズはiPhone 6シリーズと共通ですが、それぞれ約5g軽量化。どちらもA10 Fusionチップを搭載しています。
また、iPhone 7 Plusは、12MPの広角カメラに加え、12MPの望遠カメラを搭載した、iPhone初の2眼カメラ搭載機種となっています。
「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」は2017年9月
2017年9月22日には、「iPhone 8」、「iPhone 8 Plus」が登場。前モデルと同様に、iPhone 8がシングルカメラ、iPhone 8 Plusがデュアルカメラを搭載しており、A11 Bionicを搭載。本体サイズは、iPhone 8が138.4mm×67.3mm×7.3mm、iPhone 8 Plusは158.4mm×78.1mm×7.5mm。質量はそれぞれ148g、202gです。ストレージはどちらも、64GB、128GB、256GBの3モデルとなります。
Face IDを搭載した「iPhone X」の発売日はいつ?
iPhone 8シリーズと同年の2017年11月3日には、これまでiPhoneシリーズの特徴でもあったホームボタンを廃止し、前面がほぼすべてディスプレイになった「iPhone X」が発売。ディスプレイサイズは5.8インチで、解像度2436×1125。本モデルから、シリーズ初の有機ELディスプレイとなっています。
搭載チップはiPhone 8シリーズと共通のA11 Bionicで、カメラは12MP広角+12MP望遠を搭載しています。本体サイズは143.6mm×70.9mm×7.7mm、質量は174gです。
「iPhone XS」「iPhone XS Max」は2018年9月、「iPhone XR」は2018年10月
2018年は、9月21日に5.8インチの「iPhone XS」、6.5インチの「iPhone XS Max」、10月26日に6.1インチの「iPhone XR」が発売されています。いずれもA12 Bionicを搭載しており、iPhone XSとiPhone XS Maxが12MPデュアルカメラ、iPhone XRが12MPシングルカメラを搭載しています。
本体サイズは、iPhone XSが143.6mm×70.9mm×7.7mmで、iPhone Xと共通。質量は177gです。iPhone XS Maxは157.5mm×77.4mm×7.7mmで208g、iPhone XRが150.9mm×75.7mm×8.3mm、194gとなります。
「iPhone 11」、「iPhone 11 Pro」、「iPhone 11 Pro Max」は2019年9月
2019年9月20日に発売されたのが、「iPhone 11」、「iPhone 11 Pro」、「iPhone 11 Pro Max」の3モデル。現在も続く、3眼カメラを搭載した〝Pro〟シリーズの発売は、同日が初めてとなります。
搭載チップはA13 Bionicで共通。ディスプレイと本体のサイズはiPhone 11が6.1インチで150.9mm×75.7mm×8.3mm、194g。iPhone 11 Proが5.8インチで144.0mm×71.4mm×8.1mm、188g。iPhone 11 Pro Maxが6.5インチ、158.0mm×77.8mm×8.1mm、226g。ストレージはiPhone 11が64GB、128GB、256GB、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxは64GB、256GB、512GBとなっています。
「iPhone SE(第2世代)」は2020年4月
続いて2020年4月24日に登場したのが、「iPhone SE(第2世代)」。iPhone 11シリーズと共通のA13 Bionicを搭載し、iPhone 8シリーズ以来のホームボタン搭載モデルとして注目を集めました。
ストレージ容量は64GB、128GB、256GBの3モデル。本体サイズは138.4mm×67.3mm×7.3mm、148gです。ディスプレイは4.7インチで、12MPシングルカメラを搭載しています。
シリーズ初の5G通信対応モデル「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」は2020年10月、「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」は2020年11月
同年10月23日に「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」、11月13日に「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」が発売。iPhoneシリーズで初めて5G通信に対応し、A14 Bionicを搭載。ストレージ容量はiPhone 12、iPhone 12 miniが64GB、128GB、256GB、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxが128GB、256GB、512GBとなっています。カメラはiPhone 12 、iPhone 12 miniが12MPデュアルカメラ、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxが12MPトリプルカメラとなっています。
本体、ディスプレイサイズは、iPhone 12が146.7mm×71.5mm×7.4mm、162gで6.1インチ。iPhone 12 miniが131.5mm×64.2mm×7.4mm、133gで5.4インチ。iPhone 12 Proが146.7mm×71.5mm×7.4mm、187gで6.1インチ。iPhone 12 Pro Maxが160.8mm×78.1mm×7.4mm、226gで、6.7インチとなります。
「iPhone 13」「iPhone 13 mini」「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」は2021年9月
2021年9月24日には、iPhone 12シリーズと同じ4モデル展開で「iPhone 13」シリーズが発売。縦横の長さは変わらず、厚さと質量が少し増しており、4モデルとも厚さが7.65mm、質量はiPhone 13が173g、iPhone 13 miniが140g、iPhone 13 Proが203g、iPhone 13 Pro Maxが238gとなっています。
搭載チップはA15 Bionic。Proシリーズで、初の120Hzリフレッシュレートに対応し、1TBモデルが登場しています。
「iPhone SE(第3世代)」は2022年3月
2022年3月18日には、約2年ぶりのアップデートとなる「iPhone SE(第3世代)」が発売。本体サイズはiPhone SE(第2世代)と変わらず、質量は4g減の144gとなりました。ディスプレイサイズも、4.7インチで共通です。
ストレージ構成やカメラシステムも前モデルから変化がありませんが、搭載チップはiPhone 13シリーズと共通のA15 Bionicとなっています。
〝Plus〟シリーズが再登場。「iPhone 14」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」は2022年9月に、10月に「iPhone 14 Plus」が発売
iPhone SE(第3世代)と同年の2022年9月16日には、「iPhone 14」、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」、少し遅れて10月7日には、「iPhone 14 Plus」が発売。〝Plus〟モデルは、iPhone 8 Plus以来の登場となります。
ディスプレイサイズはiPhone 14とiPhone 14 Proが6.1インチ、iPhone 14 PlusとiPhone 14 Pro Maxが6.7インチ。ストレージ容量はiPhone 14とiPhone 14 Plusが128GB、256GB、512GBの3サイズ、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxには、1TBモデルも用意されています。搭載チップは、iPhone 14とiPhone 14 PlusがA15 Bionic、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro MaxがA16 Bionicと、2モデル間で別のチップを搭載したことでも、話題を呼びました。
本体サイズと質量は、iPhone 14が146.7mm×71.5mm×7.80mmで172g、iPhone 14 Plusが160.8mm×78.1mm×7.80mmで203g、iPhone 14 Proが147.5mm×71.5mm×7.85mmで206g、iPhone 14 Pro Maxが160.7mm×77.6mm×7.85mmで240g。
iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxでは、メインの広角カメラが48MPにアップデートされているのも、特徴の1つです。
「iPhone 15」、「iPhone 15 Plus」、「iPhone 15 Pro」、「iPhone 15 Pro Max」は2023年9月
2023年9月22日には、現行モデルの「iPhone 15」、「iPhone 15 Plus」、「iPhone 15 Pro」、「iPhone 15 Pro Max」が発売。iPhone 15、iPhone 15 PlusはA16 Bionic、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro MaxはA17 Proチップを搭載。充電端子がUSB-Cに変更されたことでも話題を呼んでいます。
ストレージ容量は、iPhone 15とiPhone 15 Plusが128GB、256GB、512GBの3サイズ、iPhone 15 Proは1TBを加えた4サイズですが、iPhone 15 Pro Maxは256GB、512GB、1TBの3サイズとなっている点には注意が必要です。
本体サイズはiPhone 15が147.6mm×71.6mm×7.80mmで171g、iPhone 15 Plusが160.9mm×77.8mm×7.80mmで201g、iPhone 15 Proが146.6mm×70.6mm×8.25mmで187g、iPhone 15 Pro Maxが159.9mm×76.7mm×8.25mmで221g。
カメラ構成はiPhone 14シリーズとほぼ共通ですが、iPhone 15 Pro Maxの望遠カメラが、光学5倍へと変更されています。
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※データは2024年5月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦