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最先端の電動モトクロッサーが続々登場!東京モーターサイクルショーでみつけた個性派電動バイク10選

2024.04.21

電動モトクロッサーに特化した「SUR-RON」

サーロンの電動モトクロッサーを輸入しているのがKOHAKU JAPANである。サーロン社はオフロードバイクとMTBをいいとこ取りしたスリムで軽量なフレームにパワフルなモーターを搭載した「Light Bee」の発売により、北米と欧州で大ブームを起こした。その後、250ccに匹敵する「Storm Bee」、軽量でパワフルな「Ultra Bee」を発売してラインナップの充実をはかり、電動オフロードを牽引するメーカーに育っている。KOHAKU JAPANは、競技用モデルのサーロンを日本の公道仕様にすると同時に、純正部品やカスタムパーツも販売している。

オフロードでもオンロードでも早く走るために必要なのは立ち上がりの加速である。いくら最高出力が高くても、それを引き出せるエンジンの回転数が高ければアクセルを開けてから最大トルクが出るまでに時間がかかる。例えばほぼ公道レーサーと言えるDUCATI「Panigale V4S」は最高出力158.5kW/13000rpm、最大トルク123.6Nm/9500rpm、重量192kgというスペックを誇る。これに対してSUR-RON「Ultra Bee T」は最高出力12.5kW、最大トルク440Nm、重量88kgである。つまり電動モトクロッサーは100kgを切る車重でアクセルを開けた瞬間に最大トルク440Nmを発生させるため、とてつもなく加速がいいのだ。パニガーレV4Sのアクセルの開け始めは4000回転として、発生するトルクは90Nmぐらいなので、Ultra Bee Tはその約4.8倍のトルクが得られる計算だ。「Light Bee L1e-C」なら車重約59kg、最大トルク250Nmと超軽量なので、こちらも恐ろしく加速がいいと予測できる。

「Light Bee L1e-C」72万6000円は最高速度75kmで航続距離40km、原付2種で乗れる

「Ultra Bee T」115万5000円のモタード仕様、前後19インチのオフロードタイヤが付いたモデルに純正オプション「モタードタイヤキット」を使い前後17インチホイールにオンロードタイヤを装着している。最高速度90km、航続距離は140km、充電時間4.5時間で普通二輪免許が必要

「Storm Bee E」162万8000円は最高速度110km、最大出力22.5kW、最大トルク520Nm、重量132kgで普通二輪免許が必要

Light Beeのリチウムイオンバッテリー、重さ約11kg、4つの温度センサーが電池の状態を監視。充電時間は約4時間

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