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ゲームで遊びながらウォーキングや健康的な睡眠の習慣が身につくアプリやグッズの活用法

2024.04.25

2)睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』

健康といえば、運動と並んで大事といわれるのが睡眠だ。睡眠を測定するツールは数あるが、ゲームで楽しむことでより睡眠への関心が高まるだろう。2023年7月にリリースされたスマホアプリ『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』 はその代表例だ。

このゲームではユーザーの睡眠を測定しスコアリングすることができるが、スコアに応じてポケモンが集まり、寝顔図鑑を完成させて楽しめるゲームとなっている。

ゲームの舞台は小さな島。その島に住んでいる大きなカビゴンと、ポケモンの睡眠を研究しているネロリ博士と一緒に、ポケモンの睡眠生態の研究を進めている。ユーザーの睡眠はネロリ博士によって開発された「すいみんシンクロ装置」により、カビゴンの睡眠とシンクロして他のポケモンたちを引き寄せる。つまりユーザーの睡眠の長さが長ければ長いほどカビゴンのねむけパワーが強まり、より多くのポケモンたちを引き寄せ、寝顔を集めることができる仕掛けだ。

●開発経緯とのこだわり

『Pokémon Sleep』のプロデューサー小杉要氏は、開発経緯やこだわりについて次のように話す。

「5年半前に睡眠測定の技術を知ったことがアプリ開発のきっかけでした。睡眠は誰しも毎日行うので、自然と実績が蓄積されていきます。これを数値にしてゲームと組み合わせると面白いものができそうだなと思ったところから、アプリ開発がスタートしました。

開発の方針はユーザーに『たくさん寝ると翌朝良いことがあるかもしれない』と思ってもらうこと。睡眠は必ず1回は行う行動という点を活かし、毎日、寝る前と起きた後に少しずつ遊べるゲームとしてデザインしています。それでいてゲームとしても満足できるようなバランスを心がけました。これまであまり他のゲームでは見せられなかったポケモンの睡眠に関する生態も大きなテーマになっています」

●睡眠への取り組みを継続できる工夫

ユーザーに睡眠への取り組みを継続してもらうために工夫したポイントについて、担当者は次のように話す。

「睡眠計測とゲーム性を両立している点が、継続のしやすさやモチベーション維持につながり、支持していただいている理由の一つかと思います。毎日の睡眠時間が8時間30分以上の成人の場合、睡眠スコアが100点として評価される仕組みになっています。また毎週月曜日に、直近の1週間は規則正しい睡眠習慣だったかどうかも評価されます。睡眠スコアが高ければ、より多様なポケモンたちに出会えたり、カビゴンを大きく育てられたりと、ゲームの中で心地よいサイクルを生むことができます。それも継続やモチベーションにつながる点だと思います」

ユーザーからは、「夜ふかしをしなくなった、睡眠時間が伸びた」という声は多くあるという。また睡眠時の環境音の録音機能も搭載されているが、「録音機能をきっかけに無呼吸症候群が発覚した。助けてくれてありがとう」といったユーザーからの声もあったそうだ。

ゲームといえば寝る前に夢中になってしまうと睡眠の敵のようになってしまいがちだが、このゲームはその習慣を逆転させてくれそうだ。

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