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クラウン スポーツ vs GLA 180、走りと利便性を追求したラグジュアリーなハッチバック対決

2024.05.04

トヨタ『クラウン スポーツ』vs メルセデス・ベンツ『GLA 180』

フルモデルチェンジを果たした新型『クラウン』が人気だ。同じ車種とは思えないほど、全く異なるボディータイプが用意され、話題となっている。今回は第3弾として登場した『クラウン スポーツ』をメルセデス・ベンツの人気モデル『GLA』と比較した。

 トヨタ『クラウン』は2022年7月にフルモデルチェンジを発表。その時に『クロスオーバー』『スポーツ』『セダン』『エステート』と4タイプを用意していることを明らかにした。しかし、生産は順調に進まず、第3弾の『スポーツ』が発売されたのは2023年10月。新型『クラウン』は輸出も想定したモデルとして人気となったが、デリバリーの遅れも指摘された。

 今回は『スポーツ』を紹介するにあたり、対抗馬をあえて同じ価格帯の輸入車からピックアップした。これまでは、国産車と輸入車を同じ価格帯で比べることは車格差もあって難しかったが、国産車の価格が上昇していることもあり容易になってきた。メルセデス・ベンツ『GLA』は、同社のSUV「GLシリーズ」のエントリーモデルだが、『クラウン スポーツ』の価格に近い598万円。ちなみに、BMWのSUV「Xシリーズ」のエントリーモデル『X1』は565万円で『クラウン スポーツ』より安い。実際に2台を並べると、サイズは『クラウン』のほうが大きく見える。新型『クラウン』の4タイプはいずれも独自のフロントマスクとスタイルを採用しているので、使い方による選択が重要になる。『スポーツ』はスタイル重視の設計でフロントのAピラーの角度を寝かせているので乗り降りする時にピラーが気になるほか、天井の圧迫感がある。一方の『GLA』は着座位置を高めに設定しても頭上のスペースには余裕があり、前方の視界も良好だった。後席の広さは、両車のボディーサイズの差(全長275mm)ほど差を感じることはなかった。全高差は40mmで『クラウン』は身長170cm、『GLA』は身長180cmの人が無理なく座ることができた。

 それよりこの2車を比較して感じたのはクルマ造りに対する思想の違いだ。『GLA』は「GLシリーズ」のエントリーモデルなので素材や質感はそれなり。一方『クラウン』はフラッグシップらしい造りの良さを感じた。輸入車の場合、車格ごとにヒエラルキーを明確にしているが、国産車は時に大衆車にも高級車並みの品質を追求するという考え方が根づいている。

 ただ、走りの性能となるとドイツ車の安定感はレベルが高い。走行性能を選ぶか快適な装備やスタイルを選ぶか。今回は同じ価格帯で選ぶことの難しさを感じた。

走りのPHEVと爽快なHEVを用意

トヨタ『クラウン スポーツ』

Specification
■全長×全幅×全高:4720×1880×1565mm
■ホイールベース:2770mm
■車両重量:1810kg
■排気量:2487cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHC+交流同期モーター
■最高出力:186PS/6000rpm+前119.6PS+後121PS
■最大トルク:221Nm/3600〜5200rpm+前202Nm+後121Nm
■変速機:電気式4段
■燃費:21.3km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:590万円
※「HEV Z」

トヨタ『クラウン スポーツ』ハンマーヘッドフェースと名づけられたフロントマスク。レンズ幅の薄いライトはBi-beamLEDヘッドライト、LEDクリアランスランプ/LEDデイライト、ターンランプで構成されている。

トヨタ『クラウン スポーツ』フロントウインドウは急傾斜。全長は『GLA』より275mm長く、ホイールベースは40mm長いプロポーション。リアピラーからリアフェンダーにかけてのボリューム感が印象的だ。

トヨタ『クラウン スポーツ』左右に張り出したリアフェンダーが迫力。最低地上高は160mm。ハイマウントストップランプもLED。さらにオプションで装着できるリアのフォグランプもLEDで視認性を高めた。

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