上司にプライベート用のSNSを教えている人は約6割
【Q.6 上司にもプライベート用のSNS教えてる?】
上司にもプライベート用のSNSを教えているかを尋ねたところ、「教えていない」が63.1%と多数派となった。Q.1で職場の人にSNSを教えていない人は28.9%であったことを踏まえると、同僚などには教えても上司には教えていないという人が多くいることがわかった。
【Q.7 上司とSNSでやり取りする際に注意していることは?】
上司にプライベート用のSNSを教えている人に、上司とのやりとりで注意していることを聞いたところ、「砕けた言葉遣いをしない」が65.6%で1位となった。気軽にコミュニケーションがとれるSNSだからこそ、失礼のないように心がけている様子が伺える。次いで多かったのは「休みの日は連絡しない」(35.2%)、「プライベートな話はしない」(33.6%)などで、仕事とプライベートをしっかり分けることを意識している人が多いことがわかった。
職場の人に一番知られたくないプライベート用のSNS、「Instagram」が最多に
【Q.8 職場の人に一番知られたくないプライベート用のSNSは?】
職場の人に一番知られたくないプライベート用のSNSを尋ねると、「Instagram」が30.9%、「X(旧Twitter)」が30.0%となった。投稿型のSNSなので、プライベートな投稿内容を知られたくないと思う人が多いのではと考えられる。一方で「LINE」はクローズドな会話の用途で使うことが多いため、抵抗がない人が多いのではと推察される。「知られたくないSNSはない」と回答した人も18.7%いた。
年代別に見ると、最も知られたくないSNSとして「Instagram」を回答したのは20代が最多で48.1%、30代が30.8%、40代が22.2%と年代が上がるにつれ比率が下がっていく傾向があった。一方で「LINE」は20代で5.0%、30代で8.5%、40代で13.6%と年代が上がるにつれ知られたくないと思う比率が上がっている。年代によって各SNSの利用率や利用用途が異なっているため、知られたくないSNSにも差が出ているのではと推察される。
【Q.9 職場の人にSNSがばれないように工夫していることは?】
「登録だけして放置している」と言っておく(30代/事務・経理・人事系/群馬)
LINEを教えてくださいと言われた場合は仕事の情報収集に使用しているInstagramアカウントを教えて、こちらに連絡くださいと伝えていた(30代/サービス・販売系/千葉)
仕事中に絶対スマホでSNSを見ない(40代/サービス・販売系/福島)
登録名を実名でないものにして、アカウントを非公開にする(20代/その他/福岡県)
特定できそうな内容は避ける、投稿前に特定できそうかどうか読み直して確認する(30代/営業系/東京)
電話番号などから検索されないように設定している(40代/営業/埼玉)
その日の出来事を書きたい時は、アカウントを一時的に非公開にするか、期間を空けてから書き込む。知り合い用・趣味の友達用・情報収集用などでアカウントを使い分ける(30代/事務・経理・人事系/神奈川)
<調査内容:第86回「職場のSNS事情」 / データで知る「女性と仕事」>
・調査期間:2024年3月1日~3月14日
・有効回答数:361名
・調査対象:女性:女の転職type会員
・調査方法: Web上でのアンケート
出典元:女の転職type
構成/こじへい