グミ開発者が考える「売れるグミ」とは
水グミが大ヒットとなった要因について、岡村さんは次のように続ける。
「水グミは、まず見た目のインパクトで商品を手に取っていただけたこと、そこから食べてもおいしいと思ってもらえことがヒットした要因だと考えています。
グミは形や食感、味などさまざまなバリエーションを組み合わせて作ることができます。開発者のこだわりも表現しやすいので、そういうこだわりの詰まったグミが、おいしくて売れるグミなのかなと思いますね」
■さらに喜んでもらえる商品を開発するため、日々アイデアをストック中
最後に、岡村さんは今後の展望について次のように語ってくれた。
「水グミをより皆様に喜んでもらえるような商品にするため、今後もバージョンアップしていきたいと思っています。水グミのシリーズから派生して『氷グミ』も発売されました。水の次は氷だろうという発想から開発が始まったのがきっかけです。氷を連想しやすい見た目や食感を意識し、大きなザラメをつけました。
個人的には、グミ以外でもヒット商品を開発したいという想いを持っています。現在は、グミ以外の商品開発を想定しながら、さまざまなお店に足を運ぶなどしてアイデアをストックしているところです」(岡村さん)。
取材/DIME編集部 文/久我裕紀