稟議をスピーディーに進めるコツ
企業の意思決定に携わる重要プロセスであるため、稟議をスピーディーに進めることは企業の行動力を高めることにつながります。どのようにすれば稟議書が提出されてから承認されるまでのスピードを速められるのか、具体的な二つの方法を紹介します。
■申請・承認プロセスをデジタル化する
稟議には、『回覧』『承認』という二つのプロセスが関係しています。稟議書を複数人に回覧し、それぞれが承認するという意味です。
しかし、稟議書を印刷して回覧していては時間がかかってしまいます。特に、オフィスが分散化していたり、リモートワークを導入していたりする場合は、予想以上に時間がかかりがちです。
そこでおすすめなのが、稟議書の提出から承認までのプロセスをまとめてデジタル化することです。稟議書に対応したワークフローシステムを導入することで、紙の稟議書を複数人で回す必要がなくなります。
■提案書の様式を事前に定める
提案するときは、会社が用意した指定のテンプレートを使うことをルール化するのも一つの方法です。テンプレートが決まっていないと、提出者によってレイアウトがさまざまで、どこに何が書かれているのかを把握するのに時間がかかります。
あらかじめテンプレートを用意すれば、どの稟議書も同じところに同じ項目が書かれているため、格段に読みやすくなります。後から再確認するときにも必要な情報を見つけやすくなるため、できるだけ早い段階でテンプレート化するのがおすすめです。
稟議は企業における意思決定プロセスの1つ
企業において、複数の役職者が提案の妥当性を検証し、実行するかどうかを判断するプロセスが稟議です。企業によっては、意思決定のスピードを速めるために稟議が存在しないこともあります。
自社で稟議というシステムが運用されているなら、通りやすい稟議書の書き方を学ぶことが大切です。同じようなことを提案しても、稟議書の書き方が承認・不承認を左右するケースもあります。
構成/編集部