「情けは人のためならず」の対義語
「情けは人のためならず」には、対義語も複数ある。類義語とセットで確認しておこう。
■悪因悪果
「悪因悪果」とは、字の如く悪い行ないが転じて、悪い結果につながるという意味を持つ言葉だ。善因善果の対義語としても覚えておきたい。
■身から出た錆
「身から出た錆」とは、自身の悪行によって、自身が苦しむことという意味を指す言葉である。いわゆる「自業自得」の意であり、日常でも使いやすい言い回しと言えるだろう。
「情けは人のためならず」は全文の意味を理解しておくべし
「情けは人のためならず」は、人への思いやりが、やがて自分にも良い形として返ってくるという意味を持つことわざだ。
情けをかけるのは人のためにならないと捉えられやすいが、これは誤用であると覚えておきたい。ことわざには「巡り巡って己がため」という続きがあるため、全文を把握すると意味をはき違えることは少ないだろう。ビジネスシーンから日常生活まで多岐に渡って使える言葉のため、正しい意味と使い方を覚えておこう。
文/shiro