令和に入り、20代をはじめとした「Z世代」の登場や、働き方の多様性、価値観の変化などを背景に、職場内でのコミュニケーションのあり方が変化している昨今、上司と部下の関係性もまた例外ではない。
パワハラやセクハラへの社会的な注目も集まっているこの状況で、部下として求められることや上司と部下の関係性はどのように変化しているのだろうか。
キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボはこのほど、社会人男女629人を対象に「上司と部下の意識調査」を実施し、その結果を発表した。
部下に求められること、77.8%が「変化している」と回答
回答者全体の629人に「部下に求められることは昭和から令和で変化したと感じるか」と尋ねたところ、「とても変化したと思う」が22.4%、「変化したと思う」が26.6%、「どちらかといえば変化したと思う」が28.8%となり、77.8%が「変化した」と考えていることがわかった。
部下に求められることで特に変化したのは「プライベートの優先度」?
「部下に求められることが昭和から令和で変化したと思う」と回答した489人に「特に変化していると思うこと」を聞くと、「プライベートの優先度」が52.8%で最多となり、次いで「コミュニケーション」が48.5%、「職場や仕事に対する考え方」が42.7%となった。同回答者に変化に影響したと思う背景を聞くと、「労働環境の変化」が55.0%で最多となり、次いで「多様性の尊重」が52.8%、「ライフスタイルの多様化」が46.6%となった。