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仕事の効率を重視する人が陥りがちな〝悪い時短〟とは?

2024.03.21PR

職場や自宅で〝良い時短〟を実践するための大切な視点

〝良い時短〟とは、単に作業時間を減らすことではありません。より効率的な方法で目的を達成することを意味します。緊急でないものの、重要な仕事にも焦点を当てて、成果を出し続けることを目指すのです。一方で〝悪い時短〟とは、単に時間を削減することに終始し、結果的に目的達成に至らないことを指します。

例えば、会社の年間売上の半分を達成できるかもしれない、重要な商談があるとします。十分な時間をかけて準備を進めなければならないにもかかわらず、残業時間を減らすことだけに固執して、早めに帰宅するという選択は、目的達成を妨げる〝悪い時短〟と言えるでしょう。必要なのは、許容される時間外労働を惜しまずに、目的を達成することです。もちろん、長期的には労働時間の管理も重要であり、必要に応じて時間のかけ方のバランスを取りましょう。

また、家庭における例として、ロボット掃除機の使用について考えてみましょう。時短家電は便利ですが、家の構造や置いてある物によっては、効果的ではない場合があります。例えば、床に物がたくさん置いてあり、片付いていない状態でロボット掃除機を使用することは〝悪い時短〟になりえます。

その代わりに、例えば『クイックルワイパー』のような掃除道具を使って、ロボット掃除機では取り除くことのできない隅々のホコリを1回で確実にきれいにするほうが、より効率的な〝良い時短〟と言えます。『クイックルワイパー』を最も頻繁に使う場所に置くことで探す時間をできるだけ省くなどの工夫も凝らしましょう。

このように〝良い時短〟を行なうためには、目的(ゴミを取り除く)を明確にし、根本的な解決策(最も手早くきれいにできる方法)を見つけることが必要です。これにより、パフォーマンスが高まり、より効果的な時間管理を実現できます。

時短によって生まれた時間を〝再投資〟しよう

また〝良い時短〟とは、単に時間を節約するだけでなく、その結果として生まれた時間をより価値ある活動に〝再投資〟することを意味します。例えば、ロボット掃除機を使うことで生まれた時間を、家族とのコミュニケーションや自己啓発に使うことが挙げられます。

ゆえにテクノロジーやプロセスは、より創造的で価値のある作業に従事するための〝余裕を生み出すため〟に導入されるべきだと考えます。例えば、自動化ツールを導入することでルーティンワークから解放されれば、その時間を新しいアイデアを生み出すためのブレインストーミングや、顧客との深い関係構築に使うことができます。これは単に時間を時短する以上の価値を生み出すことになるのです。

このような〝時間の再投資〟は、長期的な視点でみると、生産性と幸福度の両方を高めることにつながります。単に時間を削減することだけを目指すのではなく、長期的な目標と成果に焦点を当てることが、真のタイパ向上の鍵となります。時短を考える際は、その方法が将来的にも持続可能であり、繰り返しの効果が得られるのかどうかを考慮することも重要です。

エネルギーと集中力を発揮しやすくして仕事のタイパをさらに高める

〝良い時短〟はパフォーマンスを高めるだけではなく、エネルギーと集中力のコントロールにも役立ちます。私たちの時間は有限です。したがって、それらを最も重要なタスクに集中させることが重要です。「不要な会議を減らす」「メールのチェックを1日数回に限定する」「仕事とプライベートの明確な区分けをする」といった工夫は、エネルギーと集中力の適切な配分につながり、より生産的な活動に集中するための手助けとなります。

〝良い時短〟を実践することで、私たちは、単に時間を節約するだけでなく、生活の質を高め、より充実した日々を送ることができます。エネルギーや集中力をより重要な仕事で発揮できるように時間を管理し、自己実現と目標達成を目指すことが、真のタイパ術です。

タイパ術を実現するためには、目的と手段を明確に区別し、常に長期的な視点を持つことが不可欠です。短期的な利益だけを追求するのではなく、長期的な目標に向けて時間を戦略的に活用することが求められます。このような視点を持つことができれば、私たちは日々の生活やビジネスにおいて〝良い時短〟が実践でき、より豊かで充実した人生を歩めるはずです。

文/越川 慎司
全員が専業禁止、週休3日の株式会社クロスリバーの代表取締役社長。800社超の働き方改革を支援している。仕事のタイパを上げるオンライン講座の実施は年間400件以上。自著29冊、最新刊『最速で結果を出す超タイパ仕事術』(小学館)が好評発売中。

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越川さんは、複業・週休3日を実践しながら800社へ働き方改革のノウハウを提供し、24冊以上のビジネス書を執筆している、まさに仕事効率化のスペシャリスト。その越川氏の新刊が11月6日(月)に発売となりました。

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同氏がこれまでに働き方改革を支援してきたのは800社以上にのぼる。クライアント企業の優秀なビジネスパーソンに見られる行動を分析して導き出した、業務の無駄を徹底的に省き、仕事のタイパ(タイムパフォーマンス)を高める方法を詳しく解説しています。その一部をダイジェストで紹介します。

同書は、第1章から第5章までの5部構成になっています。

第1章では、企業にはびこる無駄の数々について実証データをもとに紹介。「よかれと思って作ったページの81%が読まれない」「重要だと思っていた書類の88%は不要だった」など、どれも衝撃的な内容となっています。日頃の仕事でいかに時間を浪費しているのかを
思い知らされるはずです。

第2章では、人間の思考傾向や行動原理について解説。「目の前の仕事に集中したくなる」「完璧を求めすぎると疲弊するだけ」といった思考回路を意識することにより、無駄を生じている様々な思い込みをやめるきっかけになるでしょう。

 

第3章では、仕事の取捨選択を行なう際の〝見極め〟を伝授。「自分の目標から逆算して、本当に必要な業務に注力する」「場合によっては念のための確認を省く」といった考え方を知ることで、在的には無駄だとわかってはいるもののやめられない業務を手放せるようになるはです。

第4章は、本書のメインテーマである〝タイパ〟を高めるための「無駄をやめられる35の秘策」を大公開。コミュニケーション、情報収集、アウトプット、タイムマネジメント、プレゼン、キャリアの形成といった6つのテーマごとに、具体的にどんなアクションを起こすことで無駄を省けるのかを、わかりやすく紹介しています。35の秘策をすべて実践する必要はなく、真似できそうなところから始めてみても問題ないはずです。

第5章は、成果を出し続けている企業の事例を挙げながら、組織としてタイパを高める習慣を指南。第4章までの内容と合わせて実践し、理想的な職場環境を構築を目指しましょう。

なお、同書で紹介している〝超タイパ仕事術〟によって成果を上げているビジネスパーソンの実例も、コラムページで詳しく解説していますので、多くのビジネスパーソンにとって働き方を見直す指針となるはずです。

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