「15分程度の短い仮眠が仕事のパフォーマンスを高める」といった話があるが、皆さんは職場で『昼寝』をとっているだろうか。
「毎日昼寝している」という人もいれば、「昼寝に良い効果があると知っていても、実際はできていない……」という人もいると思う。
そこでプラス株式会社ファニチャーカンパニーは、『職場の居心地WEB調査』と題し、従業員数100名以上のオフィスで働く会社員(フルリモートワークを除く)会社員500名を対象に、「昼寝が作業効率向上に与えるメリット」や「昼寝の頻度や長さ」などを尋ねるアンケート調査を実施した。
Q1. あなたは、職場で『昼寝』をすると、作業効率の向上などの良い効果が得られると思いますか。
従業員数100名以上のオフィスで働く日本全国の会社員・公務員500名を対象に、「職場で『昼寝』をすると、作業効率の向上などの良い効果が得られると思うか」と尋ねたところ、84%が「ある」と回答した。
Q2. あなたは、ご自身の職場で昼寝をしていますか?
次に、職場で昼寝をしたことがあるかを尋ねたところ、「毎日」「週の半分程度」「週に1~2日程度」「月に1~2日程度」「ほとんどないが昼寝したことはある」の合計(=グラフ青緑部分)は70.2%となった。
頻度の差はあれど職場で昼寝をとった経験のある人が多いことが判明。多くの人が昼寝のメリットを認めている一方で、「職場で昼寝をしたことが一度もない」という人も29.8%いた。
Q3. 職場で昼寝をしたことがあると回答した方にお伺いします。あなたは職場で昼寝をするとき、どのくらいの時間眠りますか。
次に、職場で昼寝したことがあると回答した351名に対し「一回あたりの昼寝時間の長さ」を尋ねたところ、「5分未満」が7.7%、「5~15分程度」が54.4%、「15~30分程度」が33.3%、「30~45分程度」が4.3%、「45分以上」が0.3%となった。
職場での昼寝を「5~15分」「15~30分」といった短時間で済ませる人(=グラフ青緑部分)が多いようだ。
Q4. あなたは、職場での昼寝から目を覚ますとき、以下のような課題を感じることはありますか。
最後に、職場で昼寝したことがあると回答した351名に対し、昼寝からの起床時に感じる課題について尋ねたところ、「かえって眠くなる」が51.6%で最も多く、次に「寝起きに体が痛くなる」が48.7%で続いた。
起床時に感じる課題上位2つ「かえって眠くなる」「寝起きに体が痛くなる」について、昼寝時間の長さとの関連を調べるためクロス集計も実施。
時間別で比較したとき特段大きな差は見受けられなかったが、「かえって眠くなる」について「5~15分程度」「15~30分程度」では「よくある」と回答した人が他と比べ少なく、「30~45分程度」を越えると両項目で「よくある」の回答者が20%を超えるといった特徴が見られた。
※「45分以上」についてはn数が1のため参考値。
まとめ
アンケートの結果から、84%の人が「職場で『昼寝』をすると、作業効率の向上などの良い効果が得られる」と考えていることがわかった。
実際に職場で昼寝をしたことがある人は70.2%で、うち「職場で週に一回以上昼寝をする」人が35.4%。一回あたりの昼寝にかける時間については、5~15分程度の短時間で済ませる人が54.4%であった。
昼寝からの起床時に感じる課題については、「かえって眠くなる」が51.6%、「寝起きに体が痛くなる」が48.7%。昼寝のメリットが認められている一方で、昼寝に最適な環境が整っていない職場が多いと考えられる。
従業員の生産性向上のためにも、仮眠スペースや制度の導入を検討してみてはいかがだろうか。
調査概要
方法:インターネット調査
回収日: 2023年12月18日
対象:従業員数100名以上のオフィスで働く、デスクワークが中心の、フルリモートワークではない日本全国の会社員
サンプル数:500人
関連情報
https://kagu.plus.co.jp/3874/
構成/Ara