勤務先に更年期症状があることを伝えていない人は60.5%、理由は「更年期症状に関する制度がないから」が62.0%で最多
「更年期症状があることを職場に伝えていますか」の質問に対しての回答は、「いいえ」が60.5%、「はい」が39.5%との結果に。
「いいえ」と回答した更年期症状があることを勤務先に伝えていない人に、その理由を聞くと、最多が「更年期症状に関する制度がないから」(62.0%)、次いで「誰に話せばいいか分からないから」(28.9%)だった。
職場で更年期症状を伝えた39.5%のうち、41.2%が苦しさを理解されていないと認識
「更年期症状があることを職場に伝えていますか」の質問に対し「はい」と回答した人に、「勤務先で更年期症状を伝えた際、苦しさを理解されていないと感じたことはありますか」と質問したところ、「ある」と回答した人が41.2%、「ない」が58.8%との結果に。
「ある」と回答した人に、理解されていないと感じた理由を聞くと、以下の回答が寄せられた。
・大したことないと笑われた(40代)
・症状のことを伝えるとバカにされる(40代)
・夏季の冷房が寒かったため自身でひざ掛けなど対応を取っていたらみっともないと言われた(60代)
・見た目では分からないから(40代)
・ただの体調不良だと思われた(50代)
・見て見ぬふりをされた(40代)
・男性が多い職場環境だから(50代)
更年期の働き方をサポートする勤務先は6.7%
「職場で特別休暇の付与や相談窓口の設置などサポートする取り組みはありますか」の質問に対し、「ある」と回答した人は6.7%、「ない」が70.8%、「わからない」が22.5%との結果に。更年期の働き方をサポートする勤務先は1割弱にとどまった。
「ある」と回答した人を対象に、「どのような取り組みがありますか」と質問したところ、最も多かった回答は「相談窓口が設置されている」が65.0%、次いで「時短勤務や休職が認められている」が30.0%、「特別休暇が設けられている」が22.5%となった。
更年期症状に関して勤務先に相談相手がいる人は半数以下の45.5%
「職場で症状に関して相談できる人はいますか」との質問に対し、「はい」と回答した人は45.5%で、「いいえ」が54.5%との結果に。
更年期症状を理由に働きづらさを感じる人は44.2%
「更年期症状が理由で、職場で働きづらいと感じたことはありますか」との質問に対し、「とても感じる・やや感じる」と回答した人は44.2%で、「全く感じない・あまり感じない」と回答した人は55.9%との結果に。