DIME MAGAZINE
災害に備えた備蓄品をもう一度考えよう
2024年3月は、東日本大震災から13年、今年の正月には能登半島大地震が起こり、この3月にも千葉を震源とする地震が頻発。改めて、日本が災害大国、地震大国であることを痛感させられる。
3.11の被災経験のあるわが家では、日ごろからいつ起こるか分からない災害、地震に備えているところだが、食料の備蓄、災害対策用品について、今一度、精査している。
もっとも重要度が高いのが臭わない非常用トイレ
まず、重要度からすると、第一がトイレの問題である。断水はもちろん、排水も不可能な事態を想定すれば、トイレは使えない。そこでトイレの便座に設置する非常用トイレの用意だ。わが家が選定したのは、愛犬のお散歩でも使っている「うんちが臭わない袋」でも定評あるBOSSのBOSS-SHOP限定品「非常用トイレ50回分4点セット」である。便器のカバーを上げ、便器に青い便座カバーをセットし、便座のカバーを戻し、黒い汚物袋をかぶせて使う2重構造で、排泄は50回分ある吸水ポリマーの凝固剤を入れて行うものだ。
その上で、最後にBOSS自慢の白い「臭わない袋BOSS」に汚物袋を入れ、「臭わない袋BOSS」の口をねじってしっかり結ぶ、というもの。汚物の臭い漏れは心配だが、BOSSの製品ならその点、安心である。なお、この「非常用トイレ50回分4点セット」は2人で約5日分であり、家族構成に合わせて必要数を準備するといいだろう。現在、楽天市場などで予約販売中だが、待てば購入は可能のようだ(100回分もある)。
非常用トイレ使用時用のトイレットペーパー、手洗いが不可能な事態に備えたアルコール除菌ウェットティッシュ、アルコール消毒剤などのストックもお忘れなく。
水分補給のためのミネラルウォーターは2Lと500mlボトルを併用
第二は生きるための水分補給。これはミネラルウォーターの備蓄になる(1日一人3Lが必要とされる)。ミネラルウォーターは2Lボトルと500mLボトルが主流だが、多くの人は2Lボトルを備蓄しているはず。しかし、それだとコップに注ぐ必要がある。よって、わが家では2Lボトルだけでなく、飲料用としてそのまま飲める500mLボトルを用意。量としては半々である。さらに食事用として麦茶のペットボトルも用意してある。お茶じゃないのは、利尿効果の点で、麦茶のほうがいいと判断したからである。もちろん、2Lボトルから水を飲むための紙コップなども不可欠だろう。二階建ての木造建築の家の場合、1階がつぶれてしまうことも想定し、1階と2階に分けて備蓄することも必要だろう。
カセットコンロがあればいつも通りの煮炊きが可能になる
第三は非常食である。わが家では一般的なお米だけでなく、無洗米(冷蔵庫に保管)も用意。ガス、電気が止まっているとすれば、煮炊きはカセットコンロを使うことになるのだが、ひとつは屋内用。もうひとつとしてアウトドアでも便利な防風ユニットが搭載された、風のある日の屋外での使用にも向くイワタニのケース付き「カセットフー風まる」も揃えている。もちろん、ガスボンベのストックも欠かせない。これがあれば、ガスが止まってもいつも通りの煮炊きが可能になる。
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