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「ロールモデル」とはどういう意味?ビジネスシーンで必要とされる2つの理由

2024.04.17

近年、ビジネスシーンで注目されている『ロールモデル』の意味を知っていますか?

『ロールモデル』はなぜ必要とされているのでしょうか。その理由やメリットと併せてひも解いていきます。ロールモデルにふさわしい人物の特徴や、設定する際に注意したい点も確認し、仕事に生かしていきましょう。

ロールモデルとは何?

耳にしたことがあっても、『ロールモデル』の意味をよく理解していない人もいるのではないでしょうか?まずは、『ロールモデル』の正しい意味を把握しましょう。

■ロールモデルの意味

ロールモデルは、英語の『role model』を片仮名読みにした言葉です。roleには『役割・任務』、modelには『手本・模範』という意味があります。ロールモデルとは、自分の思考や行動の模範となる人物のことで、1940年代にアメリカの社会学者ロバート・K・マートンが定義したといわれています。

ビジネスシーンにおいては、上司や先輩など身近な人をロールモデルに設定するのがよいとされています。1人に限定するのではなく、スキルや働き方というように、分野ごとにロールモデルを設定することも少なくありません。

■企業・個人で設定することが可能

ロールモデルは、企業側が設定して社内に公表する方法と、個人が自主的に特定の人物を選ぶ方法があります。

企業が設定する場合は、ロールモデルを設定・育成をした後に、研修などを通して社員にロールモデルとなる人物や設定方法を伝えます。その後、研修や面談などを通して社員のフォローをするというのが流れです。

個人が設定する場合は、見習いたいと思う人物をロールモデルに設定し、行動を観察したり直接話を聞いたりして、行動分析をします。定期的に検証・検討しながら、行動を模倣するのが一般的な方法です。

ロールモデルが必要とされる2つの理由

ミーティングテーブル

(出典) pixta.jp

ビジネスシーンにおいて、なぜロールモデルが必要とされているのか、主な理由を紹介します。必要とされている背景を知ることで、実際にどのように生かしていけばよいのか見えやすくなるでしょう。

■目標を具体化できる

漠然とした目標ではなく、具体性を持った目標になるというのが、必要とされる理由の一つです。曖昧な目標とは異なり、具体化された目標は行動計画を立てやすくなります。方向性が明確になることで、目標を達成しやすくなるのです。

また、身近にロールモデルがいることで、自分のスキル不足や必要な経験を把握しやすくなります。課題が明確になれば、理想に近づくためにやるべきことも見えやすくなります。

ロールモデルを模範にすることで、自然と良い影響を受けたり、的確なアドバイスを受けられたりするため、成長につながることでしょう。

■女性の活躍を後押しするため

女性がより活躍できる環境を整えるためにも、ロールモデルは必要だと考えられています。近年は、管理職に就いている女性が増えていますが、依然として男性よりもはるかに少ない数です。

主な理由としては、女性に対する教育訓練の機会不足や制限された活躍の場、ロールモデルの少なさが挙げられます。

特に女性の管理職がいない職場では、女性社員がキャリアプランをイメージしにくくなります。そのため、女性社員の模範となるロールモデルを育成していく必要があるのです。

出典:B-1ロールモデルとは 2Bロールモデルの普及|厚生労働省

ロールモデルを設定する4つのメリット

握手をするビジネスマン

(出典) pixta.jp

ロールモデルを設定することには、さまざまなメリットがあります。具体的にどのようなプラス効果が期待できるのか、主なメリットを四つ紹介します。

■キャリアプランを立てやすくなる

ロールモデルがいることで、自分のなりたい姿をイメージしやすく、キャリアプランを立てやすくなります。自分と似た境遇にある人や、理想とする人の価値観やキャリアの歩みを参考にすることで、自分自身と比較しながら適切なキャリアプランを立てられます。

例えば、『仕事と家庭の両立を実践している、子育て中の人』や、『ワーク・ライフ・バランスをうまく保ちながら働いている人』『本業とともに副業にも取り組んでいる人』などです。

キャリアプランが明確になることで、仕事に対するモチベーションが高まるというメリットもあるでしょう。

■スピーディな成長に期待できる

ロールモデルがいることで、目標を具体化しやすくなります。同時に、目標を達成するために必要なスキルや課題も明確になるため、成長スピードが向上することも珍しくありません。

ロールモデルには、自分と比較して優れている人や理想と感じる人を選ぶのが一般的です。ロールモデルに少しでも近づきたいという強い気持ちが、成長意欲を高め、成長スピードの加速につながります。

多くの人にとって、変化することはストレスを伴います。しかし、自分の理想とする姿を体現しているロールモデルがいることで、変化に対するネガティブな感情を軽減できるのもメリットです。

■コミュニケーション・組織全体の活性化につながる

ロールモデルに近づくために、その人の価値観や経験、キャリアの歩みなどを知りたいという人が増えれば、コミュニケーションが活発化します。部署を越えたコミュニケーションが促進され、組織全体の活性化につながります。

組織全体のコミュニケーションが円滑になれば、業務を円滑に進めやすくなるでしょう。新しいアイデアが浮かぶなど、思わぬ成果をもたらすことも考えられます。

次第に、自分も誰かのロールモデルとして役立ちたいと思う人もでてきます。積極的に部下を指導したり、交流したりするようになり、コミュニケーションがさらに活性化するのが、ロールモデルを設定するメリットです。

■離職率の低下にも期待できる

従業員が会社を辞める理由の一つが、キャリアや成長が期待できないというものです。近年は、人材不足の状況が続いており、比較的容易に転職できるようになっています。ロールモデルと一緒に働きたいと思えることは、離職率の低下につながると期待されています。

困難に直面したり、将来のキャリアに不安を感じたりした時に、同じような状況を乗り越えてきたロールモデルがいることは、心の支えややる気につながるケースは少なくありません。

また、必要な時に的確なアドバイスを求められるロールモデルがいる環境も、離職率の低下につながります。

ロールモデルにふさわしい人物の特徴

ビジネスパーソン

(出典) pixta.jp

ロールモデルに適した人物の特徴は、企業内での自分の立場によって異なります。どのような人物がふさわしいのか、立場別に紹介します。

■新人・若手社員向けのロールモデル

経験が浅い新人や若手社員には、身近な目標にしやすい社員が適しています。能力やスキルよりも、社会人としての基本的な姿勢を重視して、模範となる人を選ぶのがポイントです。

新人や若手社員は、モラルやマナーといった倫理観や報告・連絡・相談といったコミュニケーション能力など、社会人としての基本的なスキルを身に付ける必要があるためです。

責任感を持って積極的に業務に取り組んでいる人や、指示に従って主体的に行動している人なども適しています。

■中堅社員向けのロールモデル

中堅社員は、自分の業務をこなすだけでなく、部下への指示やリーダーシップ力などが求められます。そのため、部下のスキルや理解度を見極め、的確な説明や指示ができる人などが適しています。

業務の効率化を考えつつ、タスク管理やチーム内の調整ができる人や、リーダーシップ力を発揮してチームを引っ張れるスキルがある人なども適材です。

また、明確なキャリアプランを持っている人や、部下が抱える課題に気付きフォローができる人も適しているでしょう。

■管理職・ベテラン層向けのロールモデル

管理職・ベテラン層の社員は、通常、部署を統括するなど責任のある役職に就いていることが多く、管理職としてのスキルが求められます。ロールモデルとしてふさわしいのは、リーダーシップ力や交渉力、マネジメント能力を発揮して、部署全体の業績や成果を高められる人物です。

経営陣とコミュニケーションをとることや、会社全体の業績に影響する決定に関わることもあります。そのため、自ら課題や解決策を見いだせる能力に長けた人や、周囲と良好な関係を築き信頼されている人なども適しています。

ロールモデルを設定する際の注意点

考える会社員

(出典) pixta.jp

ロールモデルを設定することには、マイナス面もあります。設定する際に、どのような点に注意したらよいのか紹介します。プラスに生かしていけるように、注意点を意識しながら進めましょう。

■おのおのの個性が失われる

ロールモデルをまねることは良い影響をもたらす一方で、まねることに終始してしまい、自分の個性が失われてしまう可能性があります。まねることに満足して、自分の持つ強みを生かしきれないという状況に陥ることもあるでしょう。

また、ロールモデルの働き方や価値観を完全にまねるのは難しいのが現実です。近づくことを目標にして必死になると、徐々に疲れてしまったり、なかなか近づけないジレンマに悩まされたりすることもあるため、注意しましょう。

■自分の価値を見失う恐れがある

ロールモデルとは同じような境遇に思えても、実際にはスタートラインや培ってきたキャリアなど、根本的な違いがあることは珍しくありません。しかし、なかなか追い付けないと、「同じ境遇なのに、なぜ自分にはできないのか」と自信をなくし、自分の価値観を見失う恐れがあります。

ロールモデルを設定する時は、1人だけに絞るのではなく、複数人選ぶのがおすすめです。それぞれの良いところを見るようにすることで、過度に比較して自信をなくしたり、自分の価値観を見失ったりしにくくなります。

ロールモデルを正しく活用して自己成長を促そう

社員

(出典) pixta.jp

ロールモデルは、自分の思考や行動の模範となる人物のことで、企業が設定する場合と個人で設定する場合があります。

ロールモデルを設定することには、キャリアプランが立てやすくなる、組織全体の活性化につながるなど、多くのメリットがあります。しかし、個性が生かされなかったり、自分の価値観がぶれてしまったりする恐れもあるため、注意しましょう。

また、企業内での立場や役割によって、ロールモデルにふさわしい人物の特徴が異なるため、しっかりと見極めることが大切です。うまく活用して、自分の成長やキャリアプランに生かしていきましょう。

構成/編集部

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