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ユニークな銭湯や温泉を巡る外国人向けのツアーが人気!日本文化の魅力を伝えるポイントを学ぶ

2024.03.04

街に外国人観光客が戻ってきた。都内でもそこかしこに見かける。今はまさにインバウンドを呼び込む好機。数々の日本文化について、外国人にどんなアプローチをすれば気に入ってもらえるのか、観光業界では模索されている。

今回は、日本の銭湯や温泉の魅力を工夫して伝えている2つの事例を取り上げる。インバウンド獲得のヒントにしてほしい。

大田区銭湯体験ツアー「”SENTO” New Entertainment Experience Tour in Ota, Haneda area」

VR銭湯マナークイズイメージ

東京都大田区には古くから銭湯文化が根付いており、都内では最多の銭湯数を誇る。そんな大田区が外国人向けに銭湯をユニークに楽しめるツアーを2023年11月より提供を始めた。

その名も大田区銭湯体験ツアー「”SENTO” New Entertainment Experience Tour in Ota, Haneda area」。

日本の玄関口である羽田空港と大田区特有の観光資源を生かし、これまで通過地点であった大田区を観光スポットとして再生させる羽田空港を拠点とした観光再始動事業の一環という。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社、株式会社日本旅行、株式会社ABAL、一般社団法人大田観光協会および大田浴場連合会が協力して取り組む。

ツアー参加者はVR(バーチャルリアリティ)などで銭湯文化・作法を学んだ後、大田区の「改正湯」で日本の風景や文化を銭湯という、日本ならではの空間で再現したデジタルアートをプロジェクションマッピングで堪能しながら足湯を体験。

その後、2つのプランに分かれる。一つは各自で銭湯を訪れる「ライトプラン」。もう一つは、貸し切り銭湯に案内し、プロジェクションマッピングを掛け合わせた新感覚の銭湯体験をしてもらう「エグゼクティブプラン」だ。

「ライトプラン」のみ、現在も提供中という。

デジタル銭湯イメージ プロジェクションマッピング

●外国人のニーズと工夫したポイント

このツアーを企画する際に、外国人のどのようなニーズを捉えたのだろうか。EYストラテジー・アンド・コンサルティングの本プロジェクトに関わった担当者は、次のように話す

「銭湯は地域のコミュニティや生活の一部として根付いており、観光地化される温泉と比べてよりディープな日本文化体験を味わえるスポットです。しかし、銭湯はその特性ゆえ、日本人ですらその利用方法やマナーを知らない人も多いのが事実。ディープな日本文化体験をテクノロジー(VR、プロジェクションマッピング等)の活用で、外国人であっても深く味わえるよう、本ツアーを実施しました。

日本文化を知り深く味わいたい、温泉・銭湯ファン、羽田空港至近で癒しを求める、帰国前の隙間時間を有効活用したいというニーズを念頭に置ながら、ツアーを設計しました」

外国人向けとして、特にどのような点を工夫したのか。担当者は2つを挙げる。

1)多言語対応
「日本文化を最大限に味わってもらうため、江戸っ子口調は残し、音声は日本語のみでの提供としました。ただし、幅広い外国人に楽しんでいただくため、英語・中国語の2言語での字幕をVR内に採用しています」

2)コミカルな世界観
「VR内では、バーチャルコンシェルジュが登場して、銭湯空間に移動し、そこで出題されるクイズを通じて歴史や文化、入浴マナーを楽しみながら学ぶ構成にしています」

本ツアーの効果測定は、アンケートで行い、生の声を集めたという。

●今後の展望

「今後は大田区のみならず、連携する自治体のVR観光コンテンツの拡充を考えています。日本の玄関口である羽田、大田区にてさまざまなVR観光体験をいただき、交通パスなどをセットで提供し、各観光地へと送客させます。このように羽田を基点とした『観光客送客エンジン』を創ることで、観光客を呼びたくても呼び込めない自治体の地域経済を活性化させることを目指します」

「江戸っ子口調は残す」「コミカルさで興味関心を引く」など、ただ日本の銭湯文化を示すのではなく、面白いところにフォーカスしているのは興味深い。

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