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転職希望者に聞いた職場の「ゆるさ」と「厳しさ」の定義

2024.02.28

転職先の企業風土

回答者全体の603人にキャリアアップのために転職は必要かを聞くと、「必要だと思う派」が81.7%で過半数を占めた。その内訳は「とても必要だと思う」23.2%、「必要だと思う」21.4%、「どちらかといえば必要だと思う」37.1%となっている。

同回答者に転職する際に求める企業風土を聞くと、「ゆるさを求める派」が86.7%で過半数を占め、内訳は「断然ゆるさを求める」23.7%、「ゆるさを求める」22.1%、「どちらかといえばゆるさを求める」40.9%だった。

■年代・転職回数別の回答

 転職する際に企業に求める風土の年代別回答では、「ゆるさを求める派」の40代が89.6%で最多となり、次いで20代が89.0%、30代が87.2%、50代が77.8%という結果が得られた。

転職回数別の回答では、5回以上の「ゆるさを求める派」が93.0%で最多となり、次いで0回が88.5%、1~2回が87.2%、3~4回が81.4%という順になっている。

■ゆるさ/厳しさを選ぶ理由

転職先にゆるさを求めると回答した523人にその理由を聞くと、「プレッシャーやストレスが軽減される」が65.1%で最多となり、次いで「ワークライフバランスが確保できる」が61.9%、「転職時に必ずしも給料が上がるわけではない」が41.5%と、以上がTOP3の回答となっている。

厳しさを求めると回答した80人にその理由を聞くと、「報酬とキャリアアップの可能性がある」が46.4%で最多となり、次いで「高い目標に挑戦できると思う」が40.9%、「常にレベルアップを意識できる」が35.5%と、以上が上位に並ぶ結果になった。

調査結果まとめ

株式会社ライボ コミュニケーション戦略部 部長
広報グループ長兼「Job総研室長」堀 雅一 氏

今回実施した「2024年 転職条件の実態調査」では、全体の約7割が働き方と給料では「働き方」を優先し、年代別では20代の「働き方優先派」が最多の結果となりました。

また、全体の8割がキャリアは企業風土に「左右されると思う」と回答しており、その理由として「会社の厳しさ/ゆるさは自分で変えられない」や、会社によって「成長へのサポート体制」や「職務やプロジェクトへの参加機会」が異なる点が挙げられました。

そこで職場のゆるさ/厳しさの定義を聞くと、職場のゆるさは「出退勤時間・働き方」「服装・髪型」などの自由度や「ワークライフバランスの維持」など、企業の制度や規定が関係する項目が挙げられました。

一方、職場の厳しさは「失敗への厳しい批判」や「高い要求とプレッシャー」「強い成果主義」など、一緒に働く人の雰囲気に関連する項目が多数挙げられました。

このような状況の中、全体の8割がキャリアアップのために「転職は必要」と回答しており、全体の約9割が転職先の企業風土には「ゆるさを求める」と回答しています。

「ゆるさを求める派」の年代別では40代、転職回数別では5回以上が最多ということから、社会人経験や転職経験を「厳しい環境」で得た場合、転職時の企業風土にゆるさを求める傾向があると考えられます。

転職先にゆるさを選ぶ理由では、「ストレスの軽減」や「ワークライフバランスの確保」など、プライベートの優先度を高めている様子が窺えただけでなく、「必ずしも転職で給料が上がるわけではない」など、給料への期待値を下げている意見も挙がりました。

厳しさを選ぶ理由では、「報酬とキャリアアップの可能性」や「高い目標への挑戦」、「日常的なレベルアップ」など、キャリアに対する向上心が窺える回答が上位となりました。
 
働き方を優先する思考が20代で高まる中、厳しさよりも「ゆるさを求める派」は40代が最多であるものの、50代が最少であることから、昭和の働き方を経験した世代でも、転職時の企業風土の理想が異なることがわかりました。

「いかにストレスフリーな環境で仕事をしながら、プライベートの時間を確保するか」を重視する社会人が多いことを踏まえると、今後社会人が定義する「厳しさ」の要素を持つ企業への転職者が減少していく可能性も考えられる調査結果となりました。

調査概要
調査対象者/現在職を持つ社会人でJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件/全国の20~50代男女
調査期間/2024年2月7日~2月13日
有効回答数/603人
調査方法/インターネット調査

関連情報
https://job-q.me/articles/15548

構成/清水眞希

 

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