目次
ユーザーのほとんどが毎日充電をして使っているiPhoneですが、不具合や故障が原因で、充電が出来なくなってしまうことがあります。
本記事では、iPhoneの充電が突然できなくなってしまった際に考えられる、原因とその対処法についてまとめていきます。
ずっと使っているiPhoneが突然充電できなくなった時の原因と対処法
iPhoneの電池の減りが早いと感じたら確認するべき設定と対策
iPhone 13シリーズ、iPhone 14シリーズで使用できる充電ケーブルと覚えておきたいその他の充電方法
iPhoneの充電ができない時に考えられる原因と対処法
早速、iPhoneの充電が出来なくなってしまった際の原因と対処法について紹介していきます。すべての原因を紹介できるわけではありませんが、代表的なものをいくつかピックアップしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
iPhoneをケーブルに繋げても急に充電できなくなったら接触不良が原因?
iPhoneをいつも通りケーブルにつなげても充電ができない場合、ケーブルが破損しているといった原因で、接触不良を起こしている可能性があります。
普段使用しているものとは別のケーブルがある場合は、そちらと接続ができるのかを試してみましょう。
また、iPhoneの充電ポートとケーブルのどちらかに汚れが付着していると、接触不良を起こす可能性もあるので、清潔な布などでふき取るのも、手段の1つです。
複数のケーブルを試してもiPhoneが充電できない場合は、iPhoneの充電ポートが故障している可能性もあります。この場合、基本的にiPhone本体の修理が必要となるでしょう。
【参照】iPhone や iPod touch が充電されない場合
iPhone用の充電器はダイソーやコンビニでも買える
普段使用しているケーブルが破損しているか確かめたい場合や、破損していることが分かった場合は、別のケーブルを用意するのがおすすめ。
充電用ケーブルは、ダイソーといった100円均一ショップや、コンビニエンスストアでも販売されていることが多いので、お近くの店舗をチェックしてみてください。
【参照】DAISO 充電・通信ケーブル(USB2.0、Type-C、0.5m)
iPhoneの充電が進まない時にチェックするべき設定は? 充電が溜まる目安時間もチェック
iPhoneをケーブルに接続した際に、充電マーク自体は表示されるものの、充電がなかなか進まないという場合は、ケーブルが破損しかけている可能性や、バッテリーが劣化してきているといった理由から、バッテリーを消耗する速度が充電スピードを上回っていると考えられます。
iPhoneのバッテリーの状態を確認する場合は、設定アプリの「バッテリー」から「バッテリーの状態と充電」に進み、「最大容量」の項目をチェックしましょう。
最大容量が80%未満の場合は、AppleCare+に加入していれば、バッテリー修理サービスの対象となります。
【参照】AppleCare製品
iPhoneの充電が80%までしかできないのは故障ではないかも
いつも通りiPhoneを充電していると、電池残量が80%まで充電したのち、充電が一度ストップすることがあります。
これは故障ではなく、iOS 13以降のモデルに搭載されている「バッテリー充電の最適化」という機能が作動している可能性が高くなっています。
iPhoneやスマートフォンに搭載されているバッテリーは、繰り返し充電をすることで、徐々に劣化していきます。そのため、上述の通りバッテリーの最大容量が100%から次第に減っていってしまいます。
バッテリー充電の最適化は、この劣化をできるだけ防ぐために、iPhoneがフル充電されたままの時間を極力短くするための機能。
ユーザーの充電の傾向を学習し、充電機から外すタイミング近くで100%まで充電されるように調節されるため、充電は一度80%で止まることになります。
iPhoneの充電時間は設定によって変えられる? 80%で止める方法は?
バッテリー充電の最適化をオフにし、いつでも100%まで充電したいという人は、設定アプリの「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」に進み、「バッテリー充電の最適化」をオフにしましょう。
また、iPhone 15シリーズでは、時間を調節してバッテリーが100%になる最適化機能に加え、充電の上限を80%にとどめる設定もできるので、よりバッテリーの劣化を防ぎたいという人は、こちらの設定をするのもおすすめです。
ワイヤレス? 有線? iPhoneの充電器は純正製品がおすすめ?
多くのiPhoneシリーズは、充電ケーブルでの充電に加え、Qi規格のワイヤレス充電に対応しています。また、iPhone 12以降のモデルでは、MagSafe充電器によるワイヤレス充電にも対応しています。
充電ケーブルやMagSafe充電器には、アップル純正の充電器も用意されているので、製品選びに迷った際には、Apple Storeから純正品を購入するのもありでしょう。
もちろん、家電量販店やECサイトから購入できる、サードパーティ製の充電器を使用するのもありですが、基本的に使用は自己責任となります。
【参照】MagSafe充電器
iPhoneの充電器はワイヤレスと有線ケーブルで速度が変わる?
ケーブルでの充電やQiワイヤレス充電、MagSafeでのワイヤレス充電は、それぞれ充電速度に違いがあります。
現行のiPhone 15で見ると、Qiワイヤレス充電は最大7.5W、Qi2ワイヤレス充電は最大15W、MagSafeワイヤレス充電も最大15Wと記載されています。
ケーブルでの充電速度については直接記載されていないものの、高速充電に20W以上のアダプタが推奨されていることから、20W近い充電が利用できると考えられます。
ただし、充電スピードは、使用するケーブルの性能などによっても左右されるので、あくまで参考程度にとどめておくのがおすすめです。
【参照】iPhone 15 技術仕様
iPhone 15シリーズならUSB Type-Cケーブルで急速充電が可能?
iPhoneと充電器の関係でいえば、2023年に発売されたiPhone 15シリーズで、充電ポートにUSB-Cが採用されたのが話題となりました。
iPhone 15シリーズは、いずれも別売の20W以上のアダプタを使用することで、約30分で最大50%の充電ができる高速充電に対応しています。
ケーブルの性能によって充電速度は変わるので、高速充電がしたい場合は、20W以上のアダプタと、それに準ずるケーブルを用意しましょう。
※データは2024年2月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/F.さとう