他責思考の具体例
ここでは、他責思考の具体例を紹介する。具体例を通じて、自身が他責思考に偏ってしまっていないか確認してみてほしい。
部下が指示を理解してくれないとき
・他責思考:部下の理解力や努力不足に原因がある
・自責思考:自分の教え方や接し方に問題がある
顧客からクレームを受けたとき
・他責思考:自分に負い目はなく、顧客の性格やクレーム内容に問題がある
・自責思考:自分の業務内容や態度が悪く、顧客のクレームは真っ当な内容である
チームの仕事が上手く回らないとき
・他責思考:他者の仕事の進め方に問題がある
・自責思考:チームで定めた業務フローやマニュアルに問題がある
他責思考を改善する方法
最後に、他責思考を改善する方法を紹介する。他責思考が治らないと悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてほしい。
「やらされている」感覚を変えていく
他責思考を改善する方法としては「やらされている」感覚を変えていくことが有効だ。やらされている物事にはモチベーションが伴わず、責任や面倒事を背負う気持ちにもつながらない。
対して、自分が進んでやりたいこと、興味のあることに関しては物事やトラブルを自分事として認識しやすい。「やらされている」を「進んでやっている」感覚に変えることは、他責思考の改善につながるだろう。
自分の意思で選択する機会を増やす
自分の意思で選択する機会を増やすことも、他責思考を改善するための有効な方法。自身で選択したことには責任が伴うため、誰かに選んでもらったことよりも当事者意識が芽生える。「責任を持ってやり遂げる」「自分が何とかしなければ」という感情が生まれるため、他責思考が自然と自責思考に寄っていくはずだ。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部