質の良い睡眠をとることで、日中のパフォーマンスが向上するといわれているのをご存じでしょうか?
睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」や、乳酸菌ドリンク「ヤクルト1000 」などの大ヒットを受け、眠活の注目度は益々上昇しています。
そこで今回は、眠活に役立つとウワサの人気商品をご紹介。睡眠の質向上のために手軽に取り入れられるおすすめグッズをまとめました。
眠活(みんかつ)とは?
眠活(みんかつ)は就活や婚活をもじった造語で、睡眠の質を向上させたり、自身の睡眠活動を見直して改善する活動のことです。
眠活は2000年代から急速に注目されはじめたトピックで、「睡活(すいかつ)」や「寝活(ねかつ)」などと呼ばれることもあります。
良質な睡眠をとるメリットは多く、疲労回復や免疫力向上、生活習慣病や食べ過ぎの予防、ストレスの軽減やメンタル面の安定など、心と身体の健康につながるとされています。朝の目覚めがスムーズになるだけでなく、普段ならまだ頭がはっきりしないような起床直後から活発に動けるようになり、日中の仕事や家事の作業効率にも大きな差が出るということ。
反対に、しっかり眠っているつもりでも睡眠の質が良くない状態が続くと、日中のパフォーマンスに支障をきたすことがあります。脳や細胞をしっかり休めない睡眠が習慣化してしまうと、記憶力・集中力・判断能力の低下や、日中の眠気、倦怠感、疲労の蓄積などにつながる恐れも。そのような状態は仕事効率がダウンするだけでなく、ミスも増えかねません。
眠活のやり方
「もしかして自分もそうかも…」と思い当たることがある人は、睡眠の質を高める眠活を試してみましょう。
眠活の基本は、夜寝る時間までの行動を意識して朝からサイクルを作ることです。従来言われていたような睡眠時間の長さや眠りにつく時間帯を守ることも大切ですが、仕事や家事に多忙な世代の場合、サイクルバランスを整える眠活の方が取り入れやすいメリットがあります。
以下のような行動を意識して習慣化させることで、睡眠サイクルのバランスが整い、短時間でも深くて質の良い睡眠がとれるようになるといいます。
【主な眠活】
● 夕食は寝る3時間前に済ませる
● お風呂は寝る1時間半~2時間前に済ませる
● シャワーだけでなく湯船(38℃前後のぬるめのお湯)に浸かる
● 寝る30分前(理想は2時間前)からはスマホやタブレット画面を操作しない
● 寝室は真っ暗にして寝る
● 朝は平日休日問わず決まった時間に起きる
● 朝起きたらすぐに朝日を浴びる
● 日常的に軽い運動をする
など
毎日必ず全てを実行するのは難しいケースもあるので、まずは「できるだけ」上記のような行動を意識してみてください。「絶対やらなくては」というプレッシャーがストレスになってしまっては意味がありません。
今の生活のなかで、できることから少しずつ習慣化させていきましょう。
【眠活に良いとされる主な栄養素】
生活習慣を変えるのが難しいという人は、眠活に良いとされる栄養素を積極的に摂るのもおすすめです。
● 乳酸菌(例:ヨーグルト・チーズ・味噌・納豆・発酵食品)
● GABA(例:チョコレート・トマト・漬物・醤油)
● トリプトファン(例:鶏卵・かずのこ・乳製品・大豆製品)
● グリシン(例:鶏軟骨・ホタテ・カニ・エビ・かつお節)
など
良質な睡眠をサポートしてくれるこれらの栄養素は、一部の食品や飲料の他、サプリメントや機能性栄養食品系のお菓子などに配合されています。コンビニやスーパーで手軽に手に入るものもあるのでチェックしてみてください。