2. 寒い時期の就寝用毛布、寝袋
災害、地震はいつ起こるか分からない。新潟県中越地震は真夏で、直近の能登半島地震は元旦、真冬であった。春から秋にかけてなら、シートアレンジをしてマットを敷いた車内でそのまま横になり、就寝も可能だが(車内の暑さ対策は後述)、寒い時期だとそうはいかない。ガラスと鉄板に囲まれた車内は、想像以上、冷蔵庫のように冷たく、寒い。そこで有用なのが毛布や寝袋だ。
わが家ではフリース素材でコンパクトに畳めるひざ掛け(シートに座っている時にも役立つ)のほか、車内用の寝袋、ロゴスの「ミニバンピッタリ寝袋2BD」を積んでいる。普段は畳んでクッション化でき、なおかつふたつを連結させて2人用ダブルサイズの寝袋にもなるスグレもの。2人で寝ればお互いの体温でより暖かく就寝できることになる。寝袋までは車内のスペース上、積んでおけないのであれば、コンパクトに畳める毛布を用意しておくといい。なお、枕は100均でも売っている空気で膨らむ、普段は場所を取らないU字の機内用タイプだ。
3.AC100V/1500Wコンセント装着車なら充電式湯たんぽも暖をとるのに有効
もし、愛車がHV、PHEVでAC100V/1500Wコンセントが付いているなら、家庭用の充電式湯たんぽも、寒い時期の車内避難に有効だろう。