新型コロナが流行した2020年に急速に普及が進んだモートワーク。一時はこのままスタンダードな働き方になると思われたが、コロナ禍の収束とともにオフィスへの回帰が始まり、今では「出社100%」を求める会社も珍しくない。
こうした労働環境の変化を、ビジネスパーソンたちはどのように捉えているのだろうか?
転職サービス「doda」はこのほど、22~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に「リモートワーク・テレワークの実態調査」を実施し、その結果を発表した。
約半数の人が、勤め先の会社でリモートワークが「認められている」と回答
現在勤めている会社でリモートワーク・テレワークが「認められている」と回答した人は全体の51.2%で、「認められていない(37.7%)」を上回った。
また「認められている」と回答した人が実際にリモートワークを行っているかについては、「実施している(27.4%)」「制度上は認められているが、現在は実施していない(23.8%)」という結果になった。(【図1】参照)
「認められていない」と回答した人の中で、「制度上、期間限定で認められたことはあるが、直近3カ月(2023年6~8月)は認められていない」と答えた人に対して、認められなくなったタイミングについて尋ねたところ、「新型コロナウイルス5類移行後(2023年5月~)」と回答した人が23.7%で最多となった。
この結果から、新型コロナウイルスが5類へ移行したことをきっかけに、リモートワークから出社に切り替える企業があることがわかった。