「メールを確実に届ける」ことを支援するサービス、ベアメールを提供するリンクは、メールが与える影響や受信者の行動を調査するため「メールに関する意識調査 第二弾」を実施。回答結果をグラフと図表にまとめて発表した。
Gmail利用者の割合は約66%。年代・性別によって閲覧行動に差
メールの閲覧行動については、利用しているメールサービスや確認するタイミング、デバイスなど、年代・性別によって傾向に大きな差が見られるものもあった。
全年代を通じて最も利用されているメールサービスはGmailで、全体の66%が利用しているという結果だった。Gmailは特に10代・20代での利用率が高く、それに次いでiCloudメールの利用率が高い状況。それに対し中高年層ではiCloudメールの利用率が低く、Yahooメールの利用率が高いといった対照的な傾向が見られる。
メールを閲覧する時間帯は「18〜21時台」が全年代を通じて最も多く、閲覧に使用するデバイスについては「スマートフォンだけで閲覧する」という回答が多数を占めた。
ただし、こちらも年代・性別のクロス集計を確認すると、それぞれのライフスタイルに由来すると思われる差が見受けられる。最も利用されているメールサービスはGmail(@gmail.com)で、全体の66.2%が利用していると回答があった。特に男性の若年層〜壮年層での利用率が高くなっている。
iCloudメールは10代・20代での利用率が顕著に高く、40代以降にはあまり利用されていないことがわかる。反対にYahooメールは男性の中年層での利用率が高くなっており、10代・20代での利用率は低くなっている。
携帯キャリアのメールアドレスに比較して、GmailやYahooメールといったWebメールサービスは性別・年代によって大きな差が見られた。
企業や店舗から送られてくるメールを見るタイミングとして、最も多い時間帯は「18時~21時台」の回答が最多となった。
しかし年代・性別ごとのクロス集計を確認すると、女性の中高年層は他年代に比べ「14〜17時台」という回答が多く、男性50代は「22時〜6時台」の深夜、男性60年代は「7〜9時台」の朝が多いなど、ライフスタイルに由来すると思われる差が見られる。
また、各年代別でメールを閲覧するデバイスについて確認したところ、男女共に「スマートフォンだけで見ている」割合が圧倒的に高いことが判明。特に男性は30代まで、女性は40代までの年代が「スマートフォンだけで見ている」割合が多い状況だ。女性の場合、30代までの年代が9割スマートフォンのみで閲覧している。
男性は40代以降から「パソコンで見ている」割合が増加する傾向にあり、50代以降になると半数近くが「パソコンで見ている」状況にある。
一方、女性は40代以降でも「スマートフォンだけで見ている」割合が下がらず、最も低い割合でも60代で61%となっている。
昨年に引き続き、LINE・Twitter・Facebookなどのメディアと比較して、メールが行動喚起に効果的であることがわかる。
特に「検討していなかった商品やサービスの検討のきっかけになった」と回答した割合が高く、メールはコミュニケーションツールとして一定の効果が期待できる状況といえる。