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20~50代会社員の2割以上が社内派閥の存在を認識、最も多いのは学閥

2024.01.04

52.7%が「派閥はあった方が良い」と回答

■Q3.あなたは職場の派閥についてどう思いますか。

(単数回答、n=300)

■Q4.上記のように回答した理由をお答えください。

(自由回答、n=300)

続いて、“派閥”についてどう思っているのかを聞いたところ、「あった方が良いと思う」と回答したのは52.7%(あった方が良いと思う17.7%/どちらかと言えばあった方が良いと思う35.0%)だった。

では、その理由は何か。“派閥”が「あった方が良い」「ない方が良い」どちらにもにも理由を聞いた。

【“派閥”があった方が良い】
・連帯感が生まれるから。(男性・42歳)
・しがらみもあるが、それ以上にサポートを受けることができるから。(男性・50歳)
・普段からコミュニケーションが多いので、課題に対する解決が早く決着するから。(男性・34歳)
・お互いの悪い部分・良い部分を審査し合えるから。(女性・33歳)
・競争心がうまれるから。(男性・48歳)

【“派閥”はない方が良い】
・全員で協力すべきときにうまくいかない可能性がある。(男性・51歳)
・気を使わないといけないから面倒くさい。(男性・36歳)
・余計なストレスの原因になるから。(男性・40歳)
・身内贔屓につながり正当な判断ができなくなる。(男性・38歳)
・業務をする上ではマイナスな面しかない。(男性27歳)

■Q5.業務を進める上で、派閥はどのような影響を及ぼしていると思いますか。

(単数回答、n=300)

先ほどの設問で「“派閥”があった方が良い」という回答が過半数を超えたが、では“派閥”は業務にどのような影響を及ぼしているのか。

その内訳を見ると、「派閥によって円滑に業務ができると思う」と回答したのは39.3%、「派閥によって円滑に業務ができないと思う」が50.0%、「派閥による影響はないと思う」は10.7%という結果になった。

このことから、“派閥”は「あった方が良い」けれど「円滑に業務はできない」という大きな矛盾が生じていることがわかる。

また年代別にみると、「派閥によって円滑に業務ができないと思う」については、年代が上がる毎に増加しており、“派閥”のつながりが醸成されていくことでやりづらさのようなものができ上がってくることが考えられる。

派閥”が出世に関わると考えるビジネスパーソンは74.0%

■Q6.あなたは派閥が出世に関わると思いますか。

(単数回答、n=300)

続いて、“派閥”と密接に関係していることが想像できる“出世”についてはどうか。

“派閥”が出世に関わると思うかを聞いたところ、「関わると思う」が74.0%という結果になった。

会社員にとって出世は大きなステップと考える人は多いはず。そのことから、“派閥”の中で円滑にコミュニケーションをとり、出世ができるのであればそれをメリットと考える方が多数おり、その結果、“派閥”はあっても良いけれど、円滑に業務が進まないという大きな矛盾を生む原因となっていると推測される。

■Q7.あなたは派閥から抜けたいと思うことがありますか。

(単数回答、n=300)

■Q8.あなたの職場にある派閥は、派閥同士が敵対していますか。

(単数回答、n=300)

■Q9.派閥はなくなると思いますか。

(単数回答、n=300)

では “派閥”を抜けたいと思うことはあるのだろうか。「抜けたい思うことがある」は63.3%で、それを踏まえて、“派閥”同士の敵対について聞いたところ、「派閥同士が敵対している」は57.0%。また“派閥”はなくなると思うかどうかについても聞いたところ、「派閥はなくならないと思う」は81.3%に達した。

コミュニケーションがとりやすく、出世ができるなど、“派閥”に対する利点は理解しており、その上で“派閥”はあった方が良いという意見が過半数を超えた。

しかし、実際には“派閥”を抜けたい、派閥同士で敵対しているというネガティブな意見も過半数を超えている。とはいえ、“派閥”はなくなることはないと、8割強が“諦めている”ことも推察できる。

調査結果まとめ

今回の調査で「“派閥”はあった方が良い」という結果が過半数を超えたが、その“あった方が良い”という理由をみてみると、コミュニケーションやサポート、協調性の面から“あった方が良い”というだけで、決して“派閥”でなければならない理由はなかった。

実際に、“派閥”が業務の円滑化を妨げていたり、“派閥”同士が敵対をし、“派閥”を抜けたいと思う人が過半数を超えているように、“派閥”とは大きな矛盾の中で“あった方が良い”とされているだけではないか。

また“派閥”が大きく関わるとされた出世についても、その逆の論理で、出世できるから“派閥”があった方が良いとはならないはず。

コミュニケーションやサポート、協調性が“派閥”という存在で保たれるのではなく、円滑な社内整備によって保たれ、また出世についても、どの社員に対しても平等で明確な評価指標を設けることで、今後“派閥”という存在が徐々に小さくなっていき、やがて淘汰されていくのではないだろうか。

調査概要
調査機関/株式会社識学
調査対象/20歳~59歳の会社員
有効回答数/300サンプル
調査期間/2023年10月17日(火)~23日(月)
調査方法/インターネット調査

関連情報
https://corp.shikigaku.jp/

構成/清水眞希

 

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