『ChatGPT』や『Stable Diffusion』の登場でAIを取り巻く状況が一変した2023年。AGI(汎用人工知能)の登場を現実的に捉える人が増え、セキュリティリスクが真剣に議論されるようになった。
「SHIFT AI」を運営しているSHIFT AIは、生成AIへの情報収集意識の高い20代~60代SHIFT AI会員126名にアンケートを行い、『2023年下半期AIトレンドランキング』を発表した。
2023年話題になったと思う生成AIツール
1位『ChatGPT』
ChatGPTはOpenAIが開発した大規模な自然言語処理(NLP)機械学習モデルで、人間のような流暢な会話生成が目的。様々なトピックに対する質問への回答やテキストベースのタスクも実行可能。
2位『Bard』
「Google Bard」はGoogleが開発した対話型AIサービスで、自然なやり取りが可能。検索サービスと連携し、チャットで質問するとAIがビッグデータから正確な回答を提供する。
3位『Midjourney』
アメリカで開発された「midjourney」は画像生成AIで、テキストでキーワードを入力するとそれに合った画像が自動生成される。誰でも簡単に高精度な画像を作成できるため、広く注目を集めている。
4位『Stable Diffusion』
Stable Diffusionはテキストを基に画像を生成するAIで、英単語でイメージを入力すると、搭載されたDiffusion Modelが様々な画像を生成。ユーザーはアルゴリズム理解やプログラミングなしにテキスト入力で画像を作成できる。
5位『Bing AI』
Bing AIは、Microsoftの検索エンジンBingに搭載されたGPT-4を使用した検索エンジン型AI。
Webデータを学習し、自然な会話や文章の編集、データ分析、プログラミング、画像・動画・音楽生成が可能。従来の検索エンジンと異なり、ユーザーの質問に対応し、Web上の最新情報を検索して回答する。
実際に今っている生成AIツール
1位『ChatGPT』
ChatGPTはOpenAIが開発した大規模な自然言語処理(NLP)機械学習モデルで、人間のような流暢な会話生成が目的。様々なトピックに対する質問への回答やテキストベースのタスクも実行可能。
2位『Bing Chat』
MicrosoftのBing AIチャットは、2023年2月にリリース。ユーザーの質問に対しAIが情報を収集し、チャットで適切な回答。Bing検索エンジンにAIチャット機能を実装した新しいツールだ。
3位『Bard』
「Google Bard」はGoogleが開発した対話型AIサービスで、自然なやり取りが可能。検索サービスと連携し、チャットで質問するとAIがビッグデータから正確な回答を提供する。
4位『Midjourney』
アメリカで開発された「midjourney」は画像生成AIで、テキストでキーワードを入力するとそれに合った画像が自動生成される。誰でも簡単に高精度な画像を作成できるため、広く注目を集めている。
5位『Adobe Firefly』
Adobeがリリースした画像生成AI「Adobe Firefly」は、2023年7月下旬時点でベータ版の提供となり、英語と日本語のプロンプト入力が可能。
クリエイター向けに画像生成やテキストのエフェクト生成に焦点を当てており、Adobe ExpressやPhotoshopのベータ版でも利用できる。
■SHIFT AI代表木内氏のコメント
今使っているツール、話題になったツールのどちらも圧倒的1位でChatGPTでした。ChatGPTやgpt-3.5のapiのリリースから、gpt-4、gpt-4V、そして直近のサムアルトマンの解任劇まで、本当に1年間絶えず話題でした。その他、実際に使っているものだと、Bing AI の方がBardよりも多いようです。
Bing AIは画像生成に対応するのも、既存のサービスに組み込まれアシスタント化するのも早かったことが一つ要因としてありそうです。
気になるBardですが、最近公開された新生成AIモデル「Gemini」が搭載されることによって、どれだけ対話AIとしての性能を発揮できるか注目です。