地域の味比較商品
これまでどん兵衛と赤いきつね/緑のたぬきは地域別味の比較パッケージを出してきた。
どん兵衛には北・東・西があり。
赤いきつねは北・東・西に関西が加わる。
関東が鰹節メインなのに対して北海道・関西・西日本は昆布の旨みがメインであるところが共通しているので関東モンである自分には東以外の区別がなかなかつきにくい。
でも年齢的にだんだんとまろやかな北・西・関西の味に惹かれつつある。今後は東よりも西や北が買いたいのだ。なので全国の味を楽しめるこういう企画はちょくちょくやってほしい。
関東では定番のペヤングソースやきそばでも東西比較パッケージが出ている。
これはどん兵衛や赤いきつねのように、実際にペヤングが東西で味を変えて販売しているわけではないが、ペヤングが関西向けにソースを作ったらこうなる、というシミュレーションとして興味深いものである。
関東と比べて知名度の低い関西で実際にこの関西風ソースを定番として販売したらいいのでは!?と考えてしまう。
3分待ってむぎ先輩
ラーメン漫画といえば「ラーメン発見伝(ラーメン才遊記・ラーメン再遊記)」や「ラーメン大好き小泉さん」といった人気作があるが、インスタント麺がメインの人気漫画はこれまでなかった。
しかし今年ようやっとカップ麺がメインの漫画が登場してくれた。インスタント麺モノとしてまことに嬉しい限りである。
内容は、大学研究室にいる女子学生の先輩後輩がただまったりとカップ麺を作って食べるというもの。果たして「ラーメン大好き小泉さん」に続けるか!?
韓国語表記の商品増加
韓国のインスタント麺といえば農心「辛ラーメン」をはじめとして、すでに多くが日本に定着し、パッケージ表記も続々と日本語表記になっている。つまりそれだけ日本市場で売れているということになる。
それらとは少し意味合いが違うけど、近年は韓国語をパッケージに使用する日本メーカーの商品が目立つようになった。
韓国料理がポピュラーになってきた結果、スンドゥブ・コムタン・チゲなどの言葉が定着してきた。それらをカタカナで表記するのではなく、ハングルで表記するようになったのが最近の流れだ。
欧米の料理を取り入れた商品がその料理名を英語・仏語・伊語等のローマ字で表記する例はそれまでにもあったが、それがアジア料理でも採用され出したということなのだろう。
今後はタイ語・ヒンディー語などで表記された商品も出てくるのだろう。でも意外なことに中国語(簡体字)表記の商品はまだ見たことがない。
文/大山即席齋