気になる”あの仕事”に就く人に、仕事の裏側について聞く連載企画。第15回は、子どもの栄養が補えるお菓子のD2Cブランドを展開する株式会社KIDS SNACK LAB代表取締役の古谷聖さん。KIDS SNACK LABを創業するに至った古谷さんの思い、商品の開発ストーリーと今後への展望について聞いた。
栄養が補えて、子どもが食べたくなるお菓子を目指して
KIDS SNACK LABが追求するのは、美味しいのに栄養も補える、カラフルなのに体にやさしいお菓子。ミネラル・鉄分・乳酸菌・ビタミンなどがバランスよく含まれており、子どもに必要な栄養素を手軽に補うことができる。小麦粉や砂糖を使わず、子どもの体になるべく負荷をかけない原材料を使っていることも特徴の一つで、どんな年齢・体質の子どもでも安心して食べられるようにと商品開発を行っている。
2023年4月にブランドローンチと同時に、第一弾となる商品3種類(クッキーサンド、オレンジグミ、ざくざくチョコ)を発売。2023年1月に行われたクラウドファンディングでは公開わずか2日間で目標金額である100万円を突破し、最終的には目標金額の240%を達成する結果となった。ローンチ翌週には新聞をはじめとする多くのメディアに取り上げられ、大きな反響があったという。
「親御様からは、『白砂糖や小麦粉を使っていないので罪悪感がない』『子どもが風邪を引いた時にグミで栄養補給できて助かった』、お子さまからは『見た目が可愛くて美味しい』など、数多くの好評の声をいただきました。中でも何より多かったのは、『もっといろいろな種類の商品が食べたい』という、ラインナップの追加を希望される声でした。」
そこでリリース後はマーケティングやプロモーションに力を入れるのではなく、まずは新商品開発に注力した。およそ半年間の開発期間を経て、2023年11月に新たに7種類の新商品をリリースするに至った。